7SEEDS|祝・完結!選ばれし男女が文明崩壊後の世界をサバイブ

7SEEDSは「BASARA」で知られる田村由美先生による壮大なSFサバイバル漫画。

煌めかしい絵柄で敬遠している男子諸君、損をしてますぞ!文明崩壊後、生態系が変わり果ててしまった世界で必死に生き抜く少年少女の過酷な冒険。

陣営が入り乱れる田村由美先生ならではのストーリー展開と、感涙のエピソード!

ハンカチ、もしくは高級なチリ紙を携えておけ!

Sponsored Link

あらすじ

ごく普通の生活を送っていた高校生の岩清水ナツは目覚めると、荒れ狂う海の上を漂流していた。

波にのまれる寸前、一緒にいた3人と救命ボートで脱出するが、全員なぜ自分がこんな場所にいるのかわからない。

やがて辿り着いた無人島で見知らぬ者同士、生きるための過酷な冒険が始まった!!

7SEEDSの魅力

破壊力抜群のエピソードに絶対泣かされる……。数打ちゃ当たる戦法か?登場人物が多いのでメンバーのうち誰かに必ず感情移入してしまうはずだ!

7SEEDSプロジェクトとは?

近い将来、地球に巨大な隕石が衝突し人類が滅亡するとの予測に直面した政府によって計画された7SEEDSプロジェクト」

それは、厳選した若く健康な人間を5チームに分け冷凍保存し、環境が回復したとコンピューターが判断したら解凍・放出するというもの……。

7SEEDSプロジェクト」は各国で行われ、日本は「春・夏A・夏B・秋・冬」7人ずつ5チームで実施。

選ばれる基準は優秀であることはもちろん、健康で生殖能力もあり見た目が麗しいこと。

最終的には「名前に季語が含まれている」というやっつけ感で選抜!

未来のことは判らない……。「7SEEDSプロジェクト」は政府にとっても賭けなのだ。

だから、予期せぬことが起こった時、優秀なだけでは不安とのことで落ちこぼれの「夏のBチームを参戦させる。

(人間は社会性の高い生き物なので、「夏のB」チームの存在は必要悪なのだ!)

別々の時期に様々な場所で放出されたチームのメンバーが、出会ったり別れたり、そして諍ったり共闘したりとハラハラの止まらない展開にページをめくる手も止まらない!

チーム編成が巧み!

物語は夏のBチームからスタートします。

そして、各チームと関わり合いながらストーリーが展開!

どのチームも個性的なメンバーが揃っているので、このチーム推しとならないところが田村由美先生の素晴らしいところです。

春のチームを中心として、協調性が高く比較的バランスがとれている。

なのにソッコー離散してしまうところがリアル!

夏のAチームは、「7SEEDSプロジェクト」のために生み出されたエリート集団。過酷な選抜試験を経たため選民意識が高くこじらせている。

落ちこぼれ集団・夏のBチームは、のんきで気まま。他チームに比べると生き抜くのに根性がいるはずだが、一番楽しそう。

秋のチームは、秋ヲによる支配と隷属の恐怖政治が功を奏し村レベルに発展。ある意味人間らしさが出ており、秋のチームと夏のAチームのやりとりが面白かったりする……。

冬のチームは、のっけから悲惨なトラブルに襲われ涙なしには語れない……。

これらの各チームが、環境に適応して想像を絶する進化を遂げた動植物との住み分けを駆使し、サバイバルしていくのだ。

それに加え、メンバー11人に対しての深く刺さるエピソードが付加。

7SEEDS」は壮大な群像劇としても楽しめる漫画だ!

感涙級のエピソード

冬のチームの末路だったり、夏のAチームの選抜試験だったり、花の両親が地球滅亡までどう過ごしたか?とか、エピソードごとに泣かされる覚悟が必要な漫画。

田村由美先生が泣かせにかかってくるし。お涙ちょうだいのストーリーが苦手なほぴっとんでさえ、つい涙を拭う。もはや卑劣なほどのストーリー完成度!

人類が死に絶えた世界ですからね。そこに到るまでの悲劇や絶望的な状況も描かれています。

異常かつ閉鎖的な環境の中で、人間の醜さや手段を選ばぬシビアさがヒシヒシと伝わってくる。

だからこそ、未来で生き抜いて欲しいという強い願いが心に刺さるし、人間の温かさや生きる強さに感動させられる。

語り始めると止まらなくなるので控えておきますが、「7SEEDS」の恐ろしいところはこれだけイケメンがいるのに女性の方がカッコイイのだ!

特に春チームの末黒野花(すぐろの はな)にやられる……。

花のように潔く行動できる女の子って素敵だ!

ほぴっとんは陰険な女なので、現実の世界だったらこんな女と友達になろうとは思いません。

明朗快活な花と外面は猫をかぶって密かに邪神を呼び出そうと画策しているような腐った女・ほぴっとんが同じテーブルに座すことなどありえない……。

しかし、「7SEEDS」の世界では花に命どころか魂まで捧げる所存だ。

異常な環境下で絶望的だったり、緊迫したムードが漂う時にこそ、花の前向きさに心を救われる。

強い女の涙につられる

BASARAもそうですが、田村由美先生はカッコイイ女性を描くのがうまいのですよ!

絶対に泣かなそうな2人の対照的な涙にもらい泣き。

剛の者・お蘭牡丹姉さんに怒られて「年上の女性に叱られることなんてもうないと思ってたから」と号泣するシーンで、ほぴっとんも咽び泣き。

また、ボッチになってしまった夏のAチームの虹子がトンズラせずにSOSサインをだし、安居をみて涙するシーン。

「助けてほしい 秋も含めて」

震えました。このセリフ……。

あの死神を引き連れても動じない無関心女・虹子がですよ!

魂の格を上げた虹子の感情の変化に滂沱……。

メンバー1鈍臭いナツの頑張りをはじめ、みんな過酷な環境に順応し成長して生きています。

そして、(本来の目的でもある)くるみの妊娠によって事態が大きく動く……。

こんな環境で初めての出産を迎えるくるみの気丈さにも注目だ!

まとめ

35巻で祝・完結!

最後までドキドキさせられっぱなしでしたね。

各チームが合流したり離散したり、ストーリー構成の高さに驚かされる……。

田村由美先生とは「巴がゆく!からの長いお付き合いですが、絵は当初から好きではありません。(絵は上手です。相性の問題で)

漫画に対して、絵とストーリーの調和と融合を掲げるほぴっとんに「そんなの関係ねぇ!」と言わしめる猛者ですよ。田村由美先生は……。

7SEEDS」は、近未来を舞台としたSFサバイバルとしてだけでなく、重厚な人間ドラマとしても読み応え十分!

男性が読んでも楽しめる漫画です!

「アフターマン」(5000万年後、人類が消えた世界を書いた本)のような生物の奇妙な進化に興味がある方も必読だ!