とんがり帽子のアトリエ|王道魔法ファンタジー漫画!あらすじと感想

「とんがり帽子のアトリエ」は、白浜 鴎先生による王道魔法ファンタジー漫画

魔法に強い憧れを持つ少女が魔法使いのアトリエで学ぶことになるという「ハリーポッター」とか好きな方にはもってこいの設定。

「風の谷のナウシカ」風のタッチと独創的なコマ割りに惹きつけられる漫画だ♪

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とんがり帽子のアトリエ あらすじ

魔法使いにあこがれを抱いていたココ。しかし、生まれた時から魔法が使えない人は魔法使いになれないため夢を諦めていた。

そんなある日、ココは村にやってきた魔法使い・キーフリーが魔法を使うところを見てしまうのだが……。

とんがり帽子のアトリエの魅力

ストーリー展開

魔法が溢れている世界で、人々は豊かと便利さを享受していた。

しかし、その奇跡の仕組みはわからない……。

ある日、魔法使いにあこがれを抱いているココが住む村に空から羽根馬車が舞い降りて来た。

興奮を抑えられないココ。どうやら城下街の金持ちが手に入らないレースを求めてココの母が営む仕立て屋に羽根馬車で遠出して来たもよう。

突如賑わう客の対応にてんてこ舞いの母ちゃんに代わって、ココは男性客の採寸をすることに……。

彼から手際の良さを魔法のようだと褒められたココは魔法への憧れを語る。

小さい頃に連れていってもらったお城のお祭りで、仮面をつけた魔法使いから薄い本(魔法の絵本)と杖ペンをもらったココは、世界を彩る魔法使いになりたいと願うも、母から魔法の力を持って生まれていない普通の人間は魔法使いになれないと聞かされショックを受ける。

(薄い本と聞いてエロ本を思い浮かべるほぴっとんは骨の髄まで腐っているのだろう……。)

でも、諦められない気持ちをクドクドと訴えかけていたら、村の少年たちが羽根馬車を壊してしまった。

そこで、くだんの客が直してあげましょうかと申し出る。キーフリーと名乗る彼はなんと魔法使いだったのだ!

キーフリーが魔法をかける瞬間が見られるかも……。

ニヤケ顔が止まらないココだが、どうやら魔法をかけるところを見てはいけないらしく、見張りを頼まれてしまった。

諦めきれないココはこっそり天窓からキーフリーの魔法を盗み見して、魔法はかけるものではなく描くものだと知る。

あの日、仮面の魔法使いからもらったペンの杖こそが魔法の源。さっそく試しに「もよう」を描いてみると魔法が使えたので、ルンルン気分で描きまくるココ。

絵本にあった模様をなぞったら、なんと母ちゃんが石化してしまった……。

知らずにとんでもない魔法をかけてしまったココは、母を救うためキーフリーの元で学び魔法使いになることを誓うが……。

何かが物足りない世界設定…

「とんがり帽子のアトリエ」は、悪くない世界観なのにどうにも物足りなさが残る……。

なぜかな〜?とほぴっとんなりに考察して見たところ、魔法自体がライトだからかも?と思いました。

「とんがり帽子のアトリエ」の世界では、特別なインク(魔の墨)と決められた魔法陣があれば誰でも魔法が使えるのだ。

遠い昔、魔法はもっと身近なものだったが、そのせいで争いが頻発。

争いを避けるために人々から魔法の記憶を奪って、特別な人間にしか使えないと思わせてきた。

偉そうに踏ん反り返っているけど、魔法使い大したことなくね……。

魔法は魔力の高さに由来するものという先入観があるから、「魔法陣をキレイに描くべし!」とか言われても「はぁ…?」って感じになってしまった。

あと、ココが母ちゃんをカトブレパスしておきながら浮かれポンチキに魔法を習っているからかな〜?

悲壮感よりもワクワク感が勝っているココに若干ポカンとしている……。

王道の魔法ファンタジー漫画として完成度は高いと思いますが、ややライトすぎる展開が残念。

まとめ

今のところはどちらかというと女子向けの漫画かなと感じました。

かわいい女の子が主人公ですが、婚期を逃した身としてはあまり感情移入ができなかったので、イケメンをちょうだいな♪

キーフリーさんも悪くはないのですが、なんかちょっと違うんだ……。

今後おそらく、ココの成長の裏に禁止魔法を使う「つばあり帽」なる輩たちの暗躍があるのでしょうね。

ほぴっとんは「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」とか、禁魔法が好物なので期待しています!