血と灰の女王|あらすじと感想。打ち切り炎上問題について物申す!

「血と灰の女王」バコハジメ先生による超刺激的ヴァンパイアホラー漫画

「亜獣譚」のオビにて、マンガワン&裏サンデーで人気No.1!閲覧注意のダークホラーとの触れ込みでしたので、ウハウハして購入したところ、そうグロくなかったので想定外の肩透かし……。

しかし、殺し合いのガチバトル!最強ヴァンパイア決定戦とか、ほぴっとんとしては高まる設定!

あと、打ち切り炎上問題についても語っております!

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あらすじ

富士山が噴火して以来、日本の夜の街が一変。

火山灰をかぶった一部の人間達は驚異的な力を誇る闘争型ヴァンパイアへと変異。

トップに立った者は全世界を支配するルールの中で、血で血を洗う殺し合いを始めるが……。

血と灰の女王の魅力

ストーリー展開

富士山が噴火して4ヶ月、ダークな絵を描く時間が増えて嬉しい左神善(17歳)は、校門に虐待された猫が晒されているのを発見。

「何もしてやれないけど 側にはいる」と瀕死の猫を抱いていると、キレイな顔をした女から「そこのペットの共同墓地に埋めてあげたら」と言われ、埋葬する。

切ないことに教会の子である善は死体を埋めることに手慣れてしまっているのだ。

そんな中、世話をしている猫が1匹行方不明に……。

友人の京介とともに手分けして猫のシロを探す善。

血と酒の匂いが混じった廃墟で無事にシロを見るけるも、そこには刃物を手にしたあからさまにヤバさMAXの男がいた。

シロを助け出し急いで逃げる道中で猫たちの虐殺を目にした善は男を捕まえようとするが、男の体に異変が現れ、腕をチョンパされてしまう。

化け物となった男に襲われ瀕死となった善。

そこに、キレイな顔をした女が現れ、「大丈夫。アンタは死なないわ」と告げられるが……。

私が女王様よ!

ストーリー展開に主人公の名前がでてこなかった……。

序盤のフィーチャーぶりから「血と灰の女王」の主人公は左神善かと思いきや、ドミノが女王様だった。

キレイな顔をした女=ヴァンパイアのドミノ

ドミノの解説によると、富士山が噴火して降ってきた灰はただの火山灰ではない。

この灰には人間を化け物(=ヴァンパイア)にする力があるのだ!

そして、夜な夜な闇に乗じて、この世界の全てを支配する王の後継者となるために、ヴァンパイア同士が殺し合って一番強いヴァンパイアを決める戦いが行われている様子。

次期の王になりたいドミノは、この戦いに勝ち残らなければならない。

そこで、ドミノはヴァンパイアとなった善を下僕にして天下取りを目論むが……。

「私の下につく以上、常に全力疾走よ!!!」

ココがお気に入り!!

「血と灰の女王」は吸血鬼漫画なのに、清々しいまでにヴァンパイア要素を取り払っている点が逆に斬新!

血を吸って眷属を増やすのが吸血鬼漫画の醍醐味なのにね……。

血液を媒介してではなく、火山灰によってヴァンパイアへと変異するので耽美な吸血シーンはなし!

ちゅうちゅうすする系ではなく、がっつり肉ごと喰らうタイプ。

ドーピング目的で喰うとか?なぜ吸血鬼をチョイスしたのかは謎だが、ほぴっとん的には好みだ!

メインとなるのはヴァンパイア最強決定戦なので、異形と化したヴァンパイア同士がガチで殺り合うバトルシーンが見所の漫画。

心優しい善が闘争心を糧に戦う点も好ましいし、ヴァンパイアは再生能力があるので、身体が吹っ飛びまくる展開も見応えがある。

しかし、激しいバトルシーン以上にグロいのがニャンコに対する非道な行いだったりするので、ちょっとポカンとさせられる……。

閲覧注意レベルのグロさは(ほぴっとん的には)ないが、鮮血上等というよりは腐敗系グロなので苦手な方はご注意を!

「血と灰の女王」の一番お気にりのポイントは、やはりドミノのキャラかな?

破廉恥な変異を見せるドミノのSっぷりと統率力に思わずキュンとさせられた。

Mっ気がある方には間違いなくヒットするだろう……。

「血と灰の女王」はコミカルとシリアスが絶妙に絡み合った漫画なので、バトル以外も楽しめる漫画だ!

打ち切り炎上問題について

マンガワンの人気作・血と灰の女王が「あと1ヶ月での単行本の1巻が1000冊売れなければ打ち切り」なる暴挙にバコハジメ先生がSOSをだしたことで炎上騒ぎに……。

馬鹿なの??

この打ち切り騒動って、アプリやら電子書籍やらでいくら人気があっても紙で漫画が売れないならダメってことじゃん!

このやり方はさすがに怒りが湧く!

漫画家の使い捨てではないか!漫画の良し悪しを何で判断しているのか……?

単行本が売れてほしいのなら、ほぴっとんのように紙でガンガン漫画を買う人たちに総スカンを喰らうとやばいのではないか?

ほぴっとんをもっと大切にしろ!!出版社め……!

つい本音がでてしまったが、単行本で漫画をいくら購入しても特典や割引がありませんからね。

今後、こういった問題が増加するかもしれません。

面白い漫画が中途半端に終わると残念だし、おすすめしにくくなるからほぴっとんのブログにとっても死活問題。

でもまあ、正直「血と灰の女王」がなぜ紙で売れないか理由はわかりますけどね。

電子書籍という便利なものがあるのに、今のご時世になぜ紙?なぜ紙?

ほぴっとんの場合は、来たる有害図書問題に備えてグロキチな漫画を収集するという大義名分があるのですが、そうではない方の本棚にはなかなか置きにくい内容だからだ。

電子書籍で読むのに適しすぎた漫画だから「血と灰の女王」は。

ここまでダーゲットを絞っておいて、紙で売るとか無理。

これ以上ヒートアップすると罵詈雑言でお目汚ししますから控えますが、紙で売りたいのであれば紙の漫画を買ってくれる人を狙わねば……。

ほぴっとんのような!

ほぴっとんのような!

このジャケットじゃ女子はよほどの猛者でないと手元においておけないよ。

でも、ニャンコ好きの方とか女子でも萌える漫画なんだけどな……。違うか……。

「亜人」とか「東京喰種」が好きなら「血と灰の女王」も楽しめるよ。

まとめ

後半グチになってしまった……。

しかし、今後大衆目線での人気作を描くか?漫画マニアの本棚に収まる路線に突っきるのか?漫画界においての試金石となった「血と灰の女王」。

前提として面白いから問題になるワケで、別の意味でも先行きが気になる漫画だ!

ほぴっとんとしては、まだまだSっ子としてはぬるいドミノが真なるSを解放して無慈悲な蹂躙バトルを繰り広げてほしいと期待!

余談ですが、「血と灰の女王」が好きなら「7thGARDEN」も好きかも……。

「7thGARDEN」は庭師のアウィンが復讐のために悪魔の僕となるダークファンタジー漫画。

デモンベリオン!!

吸血鬼とか天使と悪魔って鉄板なのよ。ほぴっとんの中で……。

「亜獣譚」も面白いのでおすすめ!!

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