辱|掲載ギリギリ猟奇ホラー漫画!グロ度はどの程度?あらすじと感想

「辱(にく)」は、窪茶先生による戦慄の猟奇ホラー漫画

「裏サンデー」で公開されたものの、衝撃的すぎて公開中止になってしまったという問題作。

何故かって??男を村に誘い入れて食べちゃうっていうね。カニバリズムだからです……。

恐るべきチョンパ地獄ですので、「グロ耐性あり」な方のみどうぞ!

Sponsored Link

辱 あらすじ

心霊体験を求め、東北にやってきたオカルト研究部の3人組は人里離れた秘湯で謎の美女と出会う。

「良い所、紹介してあげよっか」美女の言葉に誘われ、地図にも描かれてない村に入った3人組を待ち受けていたのは、肉欲と鮮血が湧き狂う冥い宴だった…。

辱の感想

ストーリー展開

心霊ツアーと称して旅行中の3人組、リーダーの中田竜司とぽっちゃり系心霊オタク・郷田、カメラ好きの味噌っかす・公平

恐山・慰霊の森・キリストの墓、オカルトスポットの聖地巡礼に飽きてしまった一行は、若い女性が集まる混浴の秘湯を旅のシメにすることに……。

まあ、もちろん年寄りしかいなくてがっかりするのですが、そこへ思いもよらぬ美女が登場。

彼女から地図にない謎の村を紹介された一行は、オカルト心に火がつき興味本位で村を訪れる。

その村には先ほどの美女・恭子がいて、村特産の美味なお肉のもてなしを受けてウハウハする3人。

しかし、 公平は女だらけのさびれた寒村に得体の知れない怪しさを感じていた。

そんな中、恭子と2人でしけこんでいた竜司が朝になっても戻らず、そのまま姿を消してしまうが……。

グロすぎて賛否両論の第0話

配信開始からわずか4日で配信中止になったという伝説を持つ「辱」

その「第0話」ってどのぐらいヤバいのよ??

さらっと、あらすじをご紹介。

まず、「辱」は巫女姿の少女たちがキャッキャしながら実習していまして、解体しているのは生きた男性というシーンから始まるのですよ……。

「あっ!無理」と思われた方は、リターンください。

「手際いいじゃん」とか褒められて、「私センスあるかも〜」と浮かれポンチキにノコギリ引くかわいこちゃん。

どうやら、死んだ肉は食べないという掟があるらしく、死なせないように手順にしたがってさばいていく。

下手くそだと腕と脚あたりで生き絶えるため、センスとスピーディーさが求められるのだ。

ハサミで指先チョンパから始まり、手際がよければホルモンまでいける。

「あーあー、死んじゃった……。まだ食べられるところ残っているのに……。」

うん。これは配信中止されても仕方がないね……。「解体」=「グロ」じゃありませんから。胸糞が悪くなるという感想。

ここがポカンだよ…

「辱」は限りなくターゲットをしぼった漫画であることは間違いがない。

そして、標的はほぴっとんでしょう……。

なのに、違うんだな〜。ポイントがずれている。

グロ至上主義者・ほぴっとんポカンな点を考察してみました!

女にいざなわれた先は「解体村」だった……。

猟奇系ホラーの鉄板である設定は良いと思う。

しかし、「辱」は牛やら豚やらを人間に置き換えた屠殺場であるだけで、ドラマ性がない。

それを、グロいだとか非道だとか、日々我々の血肉となっている動物様に失礼な話。

もっとジメッとした展開であったなら感じ方も違ったかも知れませんが、「辱」はアッパーなキャラ設定のグロ漫画

アゲアゲのスプラッタにするならば、トリッキーな殺しの哲学は必須。

カロリー摂取の効率が悪いカニバリズムを押すなら、度肝を抜くような珍設定であって欲しかった。

徒党を組んだ豚を電ノコで追い回す話とか……。(喜ぶのはほぴっとんだけ)

共感性を徹底排除したおかしなキャラがいないと、フィクションとして楽しめないし、この設定はちよっと厳しいかな?と思いました。

また、「辱」を好んで読む人は血しぶきを期待して買っている。

なのに、血まみれが禁止だなんて……。笑ってしまいましたよ。

解体村の女性たちは「掟」にしたがって行動していますが、ゆるゆるな倫理観がはびこるゲスさを味わう漫画なのに、「掟」が歯止めになってどうする。

解体シーンを盛り立てるエロも「掟」のせいで、いたって平凡な仕上がりですぞ!

設定は素晴らしいのに、躊躇して振り切っていないからポカンとさせられること多し……。

怖い思いをしたくて読んだものの、ホラーさを全く感じられないまま終わってしまった漫画だ。

グロ度認定

「辱」はスプラッタ好き向けの漫画なのですが、正直グロさは感じない……。

残念ながら、「辱」を好むほぴっとんのような輩には、グロ度もエロ度も中途半端な印象。

女と一発やったら食肉加工って、等価交換にならんだろ??

巫女さん推しぐらいしか見所がないのだが、果たしてそんな方が「辱」を好んで読むだろうか……?

公開中止でハードルを上げすぎたせいか、マニアにソッポ向かれる悲哀。(一般的な感覚ですと十分グロいです)

ただ、視覚的なグロは最強レベルかと思います。

ショッキングなシーンを堪能したい方にはぴったりな漫画だ!

まとめ

好きな人は好きなのでしょうが、ほぴっとんにはフィットせず……。

エロ度をアップさせて戻ってまいりました。続編の「辱−断罪−」上下巻もあります。

あの惨劇は始まりにしか過ぎなかった――。

惨事から1年、行方不明の息子を探して欲しいと依頼を受けた私立探偵を襲う悲劇……。

そして、「解体村」の正体とは……?

「辱」は結末がブッタ斬られているので、続きが気になった方は「辱−断罪−」も読もう!