「魍魎戦記MADARAシリーズ」をもっと深く知るための追記!

人生を変えられてしまった傑作漫画7選! その②・魍魎戦記MADARAの追記です。

MADARA」はあまりにも壮大な世界観故に、前回全くもって作品をご紹介できずほぴっとん反省……。

傑作漫画・その③の前に、「魍魎戦記MADARA」シリーズについてほぴっとんの見解をまとめてみました。

まず、物語の起点となる「摩陀羅 壱」について語ります。

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あらすじ

須弥山から蓮の花にのってヒジュラ人の村に流れ着いた赤ん坊は身体をチャクラごと失っていた。

霊力で動くギミックと呼ばれる秘儀を装着することで蘇生した赤ん坊はマダラと名付けられ無事に成長する。

その15年後の誕生日に、金剛国の軍隊が村を襲いマダラはバトルギミックを覚醒させ、金剛国八大将軍の一人・渦耳幽羅(カジューラ)を倒す。

致命傷を負った育ての親・タタラから、ミロク帝に仕える八代将軍を倒し奪われた本当の身体を取り戻ようにと告げられたマダラはキリンとともに旅立つ……。

キャラクター

恐ろしいほど緻密な架空の世界観同様、キャラクターもかなり複雑な設定となっています。この5人がどのような転生をするかが物語のキーとなります。

摩陀羅・マダラ

侵略者である父ミロクにチャクラを身体ごと奪われ、父殺しの宿業を背負った少年。人間界を一方的に神として支配しようとするアガルタに対抗するために生まれた「真王」。

麒麟・キリン

母なる力を持って摩陀羅を守護する霊獣の化身。「摩陀羅 壱」では摩陀羅の姉であり恋人のような関係。摩陀羅の母サクヤと同体であるため「真王・摩陀羅」を産むことができる存在。

聖神邪・セイシンジャ

北方の山岳国家・ヨモツの王族であるイズモ族の生き残り。真王の眷属として常に摩陀羅が生まれる場所に転生する二天童子の一神・赤の戦士。真の名はゲド・ユダヤ。

夏凰翔・カオス

ミロクの侵略に最後まで抗戦したホウライの王家・オロチ族の廃皇子。聖神邪と対をなす青の戦士。忠誠の証としてミロクに半身を献上し、生体(バイオ)ギミック化した。のちにこの半身が生身であったため災いとなる……。

影王・カゲオウ

摩陀羅に全てを奪われて生まれた双子の兄。光と闇の皇子のうちの暗黒面。実は父殺しの宿命を持っているのはマダラではなく影王。

書いていて途中で気がついたのですが、これ見てもなんのことやらさっぱり??

MADARAの設定

そもそもの設定がかなり難解。

なぜマダラがヒルコ(イザナギとイザナミの最初の子供と類義)として川に流されたのか?

それは父であるミロクを超えるほどのチャクラを持ってマダラが生まれたためで、父殺しの宿業を恐れたミロクがアガルタから召喚した魍鬼八大将軍にマダラのチャクラを1つずつ奪わせた。

ミロクはかつて最高位の霊性を持ち出してアガルタを追放された秘儀精通者で、マダラの母であるコノハナサクヤ姫もアガルタが一方的に人間界へ介入することに反発し人間界に転生した秘儀精通者であった。

「真王・摩陀羅」を産むためには父親もアガルタの者でなくてはならないため、サクヤはミロクと契約し、アガルタと対立する力「摩陀羅」とミロクの野望を叶えるもう一人の「摩陀羅」を生み続ける。

ミロク帝の部下である八大将軍を倒し、マダラの奪われた身体とチャクラを取り戻してハッピーエンドとはなりません……。

本当の身体になってからが物語のスタートで、アガルタとの長い戦いが始まります。

「神の国アガルタ」ってなんぞや?

人間の世界とは別の時空に存在する超古代文明のような感じです。

アガルタが滅亡の際に 一部の神人たちははアガルタを脱出し、日修羅(ヒジュラ)と呼ばれるアガルタに出自を持つ秘儀精通者として人間の世界で暮らしています。

頭部と一部の神経系のみでニソの杜に流れついたマダラを救えたのは、日修羅三賢人であるタタラがいたからこそで、アガルタからもたらされた高度な知識と文明のおかげともいえます。

真王を探すために旅立った同じく日修羅三賢人でタタラの弟であるスクネが聖神邪を、最後の秘儀精通者である徐福が夏凰翔を真王と信じ育てていたが、ニソの杜に留まったタタラの元にマダラが流れ着いたのは本当に皮肉な話……。

その後のシリーズ展開

「魍魎戦記MADARA 壱」でマダラが来世に去った後、マダラとともに転生する戦士たちの物語が軸となります。

・「耶倭土」と呼ばれる島国に舞台にした「魍魎戦記MADARA摩陀羅 弐」

・赤い砂に覆われたフダラク大陸を舞台にした「魍魎戦記MADARA 赤」

・現代の日本を舞台にしたMADARA 転生編」

花津美子先生の作画によるMADARA 青」「死海のギルガメッシュ」「MADARA ギルガメシュ・サーガ」、高橋明先生作画のMADARA 影」、 星樹先生作画のMADARA 四神篇」なども出版されています。

おすすめのシリーズ

やはり「MADARA 壱」と連続している世界を描いた「魍魎戦記 MADARA 赤」(赤と書いてラサと読む)が面白いです。

魍魎戦記 MADARA 

マダラを追うために「失われた大陸」フダラクへ渡った聖神邪は、赤砂(ラサ)によって覆われた砂漠の大陸でマダラに似た少年ムーと出会う。

真の名ゲド・ユダヤを解放した聖神邪が吹っ切れていて清々しい。

これから幾度も時代を変えマダラを追う聖神邪の最初の旅立ちの物語。

田島先生の絵が独特の世界観を際立たせています。

公認海賊本

公認海賊本も3冊出版されていて、地味に面白い作品です。

MADARA 壱」では鬼畜な八大将軍だった妖焔候戊倭主(ヨウエンコウ  ボイス)が影王の子守を押し付けられたオカマになっていたり、ギャグからシリアスまで色々詰まっていてお得!

幼稚園戦記MADARA

「幼稚園戦記 MADARAも捨てがたい……。ほぴっとんは大好きですね。

世紀末の東京を舞台に幼稚園生であるマダラたち転生戦士の日常を描いたギャグ漫画ですが、かなりかわいくて笑えます。

陽気なマダラと陰気な影王が一緒に暮らすことで起きるトラブルの数々。

やっぱりおぼっちゃまだったカオスやパンクな園児聖神邪、園長がみろくでポエマーだったり、MADARAファンにはたまらない作品となっています。

まとめ

久しぶりに「MADARA」を読み返しましたが、やっぱり面白い!

マダラとか摩陀羅とか MADARAとか表記がごちゃごちゃして読みにくいですよね。

これにも意味がありますので……。

その他、小説も出版されています。

「摩陀羅 天使篇」は「転生編」の続編として、終わらない昭和を終わらせる戦いを退廃的に描いた作品。

小説「僕は天使の羽根を踏まない」で一応完結と囁かれているが、ほぴっとんは信じてはいない。

MADARA四神篇」がラストなのでは?

いいえ、ほぴっとんは信じてはいない。

神話的な叙事詩が好きな方やスケールの大きなストーリー作品が読みたいときに「MADARA」はぴったりです。

「サイコ」の記事も書きました!!

多重人格探偵サイコ|サスペンス漫画の金字塔!魅力を徹底検証してみた
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コメント

  1. ニシカワ より:

    昔からマダラの大ファンです!

    最近、田島昭宇先生がマダラのイラストをtwitterでアップしていたので
    マダラを検索していて、このサイトに辿り着きました。

    文庫本の転生編、再開してほしいですね!

    • hopitton148 より:

      ニシカワ様 ありがとうございます!

      マダラは古い漫画なのに、常にほぴっとんのブログのPV数上位をキープしているモンスターです。面白い証拠ですよね♪

      ほぴっとんも田島昭宇先生の次回作を超絶期待しています!