オキテネムル|謎の人喰いキリン男襲来!寄生生物パニックホラー漫画

「オキテネムル」は「王様ゲーム」で知られる連打一人先生によるバイオパニック漫画。

寄生された人間がおぞましい異形へと変貌するアイデアが斬新。目に見えないウイルスによって広がる恐怖が描かれる従来のバイオパニック漫画とは趣を異にするチョイグロな漫画だ。

「寄生獣」を殿堂入り漫画に認定するほぴっとんが期待を寄せる「オキテネムル」をご紹介!

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あらすじ

とある都市の商店街に突如現れた「人喰いキリン男」。

それは、人間のみに寄生し繁殖する謎の寄生生物の感染者だった。

カナタの通う高校でも「人喰いキリン男」のウワサが広まる中、学校で感染者が発見されるが……。

人類vs寄生生物。

戦いのカギを握る言葉「オキテネムル」とは……?

オキテネムルの魅力

草食動物だろうがおかまいなしに人を喰う!絶望の連鎖に立ち向かえ!

ストーリー展開

目立たずに生きてきた男子高校生・カナタを襲う惨劇!

通り魔事件が多発する最中、友人のトキジからと連絡が取れなくなってしまったと電話がある。

次の日、嫌な予感がしつつも学校に向かうとなにやら事件が起こっている様子で休校となっていた。

このカナタ少年は「カンニングだけは誰にも負けねぇ」という決して自慢にならない特殊能力(目がすごく良い )を持っており、隣の建物から2ーBの教室を見通す。

そこで、カナタは事件現場の説明のつかない惨状を目にする。

頭からヘビが生えた女の死体……。

そしてそれは、未知の寄生生物の仕業で、感染し寄生された人間はおぞましい姿に変異し、異常行動をとり人間を襲うのだとか……。

カナタを含めクラスメートたちは伝染病の感染を疑われ、全員が検査を受けることになるが、ヘビ女の一件で伝染病ではないことを知っているカナタは能力を使って真実を知ろうとする。

能力の副作用で汗だくになってしまったカナタは感染者と見なされ、隔離されてしまう。

そこで、外部情報調査局(ガイチュー)の綾切から事件は新種の寄生虫の仕業であること、感染者を特定する手段がないこと、カナタの特殊能力が「オキテネムル」と呼ばれるものであることを知る。

「オキテネムル」の力はただ遠くのものが見えるという範疇を超えており、通常人が見分けられる色が100万色であることに対して「オキテネムル」は1億色を識別できる。

「オキテネムル」であれば、感染者を判別することが可能なのだ。

カナタはこの「オキテネムル」の能力を使って今日より相棒となったガイチューのエース捜査官・シキとともに捜査に協力することになるが……。

寄生虫パニック!

次なる宿主を探す寄生虫。人間が変異した時にはもう手遅れ。感染者は死に、新たな宿主が感染を拡大する……。

無限ループで動物の生態をモデルとした異形たちが殺戮を繰り広げるホラーな世界だ。

そして、(もちろんお約束)裏で暗躍する組織の存在があり、謎が深まっていく……。

今のところ、感染者をブチ殺す以外に感染拡大を防ぐ手立てがないということで、よりダークな世界観となっております。

また、「オキテネムル」の能力には無限の可能性があり、視覚だけではなくアイデア次第で使い道は多々あるところも興味深いポイント。

奇妙な萌えキャラが出てきたり、無駄なエロがある点がほぴっとんのテンションを下げるのだが、スルーできる範囲内……。

ほぴっとんの希望としては、もっと人間側がゲスでもいいかな?と思います。

カオスな展開が好きですからね……。今後に期待!

グロ度認定

「オキテネムル」を友に貸したら、「ほぴさん好みのグロい漫画ですね」と返ってきた。

ポッカ〜ン?

はてはて?「オキテネムル」はグロいですか?

ほぴっとんの中ではグロ度低めだから、当たり障りないだろうと思って貸したのだが……?

世間一般ではグロ認定を受ける漫画なのかもしれん。

過激な描写は少ない漫画なのですが、テーマがダークだからヘビーに受け取る方もいるのかも……。

それにしても、連打一人先生の漫画は表紙と中身の絵が違いすぎないか?

ほぴっとんは中身の絵の方が好きなので、表紙で損をしているように感じます。

ガイチューの綾切さん、中身ではめっちゃかっこいいのに3巻の表紙だとホストにしか見えんよ。

ジャケ買い番長ほぴっとんがスルーし続けた漫画なので、「もったいないなぁ」と思いまして、シャープで読みやすい絵です。

まとめ

「進撃の巨人」「テラフォーマーズ」が映画化される時代ですからね。流行りに乗っかろうと様々なパニック漫画が世に出ています。あと、デスゲーム系の漫画ね……。

好きなジャンルなので読み漁るのですが、描かされた感満載の漫画も残念ながら多いので困っています。

そんな中で、「オキテネムル」のような漫画に出会えて幸運。

オキテネムルという特殊能力と謎の寄生生物をうまくリンクさせた設定がグイグイきますから……。

しかも、最後のページの引きがうまい。絶対に続きに手を出してしまう。

あと、寄生虫についても詳しくなれる漫画だ!