予期せぬ自然災害によって一変する日常。
人知の及ばない天からの厄災によって変わり果てた世界を必死で生き抜く過酷な漫画をまとめてみました。
自然災害の多い日本で暮らすなら、知識はどれだけあっても足りぬ……。
絶望的なドラマ、SF・パニック・サバイバルなど、文明崩壊後の世界をサバイブする人間の姿を描いた、様々なジャンルの漫画をご紹介いたします!
Contents
7SEEDS
隕石のせいで地球が滅びちゃうんだけど、どうする??
来るべき人類滅亡の日に備え、政府は若い男女を冷凍保存して未来につないだが……。
ストーリー構成+重厚な人間ドラマ+SFサバイバル
「7SEEDS」の完成度の高さに平伏させられる。チームが入り乱れての群像劇に感涙必至の傑作漫画♪
7SEEDS|祝・完結!選ばれし男女が文明崩壊後の世界をサバイブ
BASARA
同じく田村由美先生による名作「BASARA」は絶対に「7SEEDS」とセットで読んでおこう!全27巻。
文明崩壊後、暴君が圧政を敷く日本。300年の時を経て生まれた双子の兄妹。
王家の支配から人々を救うと予言された「運命の子」タタラ。
みんなから期待をかけられる兄の影に隠れるようにして育った妹の更紗。
ある日、赤の王の軍勢が村を襲いタタラは殺されてしまう。
そんな中、更紗は兄の死を隠し「運命の子」タタラとして赤の王への復讐を誓うが……。
「BASARA」は壮大な歴史ドラマです♪
「運命の子」タタラは人々の希望。なのにその正体はなんの取り柄もない少女・更紗。
兄に成り代わって猛烈に頑張っていたら、次第に更紗の周りには人が集まってきて、革命を成すまでに成長。
自ら道を切り開いていくガッツが凄まじいのだが、中身はかわいらしい女の子なのだ!
そのため、赤の王・朱理を殺すため旅に出るも、お互い宿敵だと知らず惹かれ合う更紗と朱理。
日本をまたにかけてのすれ違いLOVEに悶絶させられる……。
更紗がタタラで赤の王が朱理だと、お互いに気づくシーンは漫画史に残る衝撃♪
ほぴっとんは煌めいている絵が苦手なのですが、本当に関係ない。
最高のストーリー展開!
さらに、「BASARA」は地味に外伝のクオリティーが高すぎて、また1巻から読み返したくなる無限ループに陥る。時間の余裕が必要な漫画だ。
ドラゴンヘッド
「ドラゴンヘッド」のせいでトンネルがトラウマになった人も多いハズ……。
「ドラゴンヘッド」は、望月峯太郎先生による「究極の恐怖」を描いた漫画。全10巻。
大地震によって新幹線が脱線し、トンネル内に閉じ込められた中学生・テル(青木輝)。
運よく生き残った3人・テル、アコ、ノブオは、トンネルから脱出しようとするが……。
暑さで体力を奪われる中、食料も尽きてきて、全く情報も得られぬまま余震の恐怖に怯える3人。
真っ暗な閉鎖空間で救助を待つものの音沙汰がなく、闇に堕ちて乱心するノブオ。
まともな感覚では絶対にほどこせないノブオのペイントをつい真似した人もいるだろう……。
さらなる地震によってトンネルが崩壊し、テルとアコは脱出に成功するが、外の世界は黒雲に覆われ荒廃した世界に変わり果てていた。
絶望に次ぐ絶望……。
テルとアコは東京にある自分の家を目指してサバイバルな冒険譚を繰り広げるのだが、終末思想に取り憑かれた人々や恐怖からの脱却を図る竜頭など、目に見えない恐怖がジワジワ侵食して怒涛の展開。
物議を醸したクライマックスについては、ほぴっとんも何度読み返しても理解が及びません。
しかし、「ドラゴンヘッド」は極限状態に陥った人間の思考と恐怖の本質について読む漫画だと理解しております。
ほぴっとんの殿堂入り認定漫画♪間違いなく面白い!
スプライト
「スプライト」は、石川優吾先生による超常識SFパニック漫画。全15巻。
突然の大地震の後、女子高生・スーは叔父・正午の高層マンションで「黒い津波」に飲み込まれてしまう。
「黒い水」が消え去った後、世界は荒廃した街に変貌していたが……。
人が急速に老化する現象によって人類が滅亡の危機に晒されている2059年の世界にタイムスリップしてしまったスーたち。
お約束で自分の家を確認しに行きますが、もちろんあるわけがない。
この「黒い水」は時間の津波らしく、きっかけがあると見える人には見えるようになる。
長年「黒い水」の時間経過から逃げ続け歳をとっていないロストチルドレンたちと、マンションの42階に住んでいて偶然生き延びた人たちは協力してサバイバル生活を送るのですが、またしても「黒い水」が襲ってくる……。
戦国時代にワープしちゃったり、度肝を抜く展開が目白押しで、クライマックスまで本当にヒヤヒヤさせられました。
組の構成員かつ武器の番人だった対馬が存在する意味を知った時には、うるっときましたよ。
渋かっこいい男・対馬と引きこもりでヘタレな正午おじさんとの対比がよかった!
「スプライト」はジェットコースターパニックなのでふり落とされないようについていこう……。
彼女を守る51の方法
文明崩壊レベルには達していないが、大地震サバイバル漫画なら古屋兎丸先生の「彼女を守る51の方法」が面白い♪全5巻。
M8の直下型地震に襲われた東京。平凡な大学生・三島ジンは偶然再会した同級生の岡野なな子とともに、お台場から自宅のある早稲田へと向かうが……。
「彼女を守る51の方法」は、地震に遭遇した際にどうやって帰宅するか?というテーマを描いた漫画で、地震が起こった後にやってくる様々なトラブルがリアルすぎてヤバイ。
正義感はあるのだが、なにせこんなパニックな状態だけに行動が伴わず苦悩するジン君。
なな子のためにあれやこれや奮闘するうちに、現実逃避中のゴスロリっ子・なな子が精神的に強くなりジン君を支えるあたり、なんだかいいな〜と思ってしまった。
また、「彼女を守る51の方法」はタイトル通り、女性に降りかかる災難をどう回避すれば良いのか?という知恵も授けてくれる。
古屋兎丸先生なのでね、男性側の無慈悲な暴力も描かれています。
胸糞の悪くなるシーンもあるので、ほぴっとんも含め嫌悪感を抱く女性は多いだろう。
しかし、こういう現実があると知るか知らないかでは心構えが違うし、非常に勉強になる。
クライマックスがポカンと紙一重なのだが、ほっこりしていてよかった。防災マニュアル漫画としても読んでおくべき!
「彼女を守る51の方法」は、悲惨な状況の時にこそ助け合おうという気持ちを忘れないために定期的に読み返す必要のある漫画だ。
創世のタイガ
「創世のタイガ」は文明が崩壊した訳ではありませんが、そもそも文明が誕生する以前の世界にワープしちゃった話。
マンモスや古代の巨大哺乳類が跋扈する数万年前の世界にタイムスリップした青年・タイガが、生を渇望しつつガチなサバイバル生活を送るリアルな漫画だ!
創世のタイガ|今度の舞台は原始時代だ!タイムスリップサバイバル漫画
自殺島
「創世のタイガ」と同じく、森恒二先生によるサバイバル漫画「自殺島」も合わせて読むと面白さ倍増♪全17巻。
自殺未遂常習者が送られる孤島・自殺島を舞台に、自殺願望者同志が極限のサバイバル生活を送る話。
死ねないならば、生きるしかない……。
主人公の青年・セイは「生きる義務」を放棄して自殺島へ送られたのだが、やたらとサバイバル耐性があるという……。
ほぴっとんは、いつでも心にロープを用意しているような女なので、人の死を目の当たりにしたらソッコーで自殺を思いとどまるという、のっけからの設定がポカンでしてね。
なので、「生きる」という熱い思いよりも、山側と海側に分かれたグループが抗争を繰り広げる展開を楽しませてもらいました。
漂流教室
楳図かずお先生の「漂流教室」を読まずして、このテーマは語れぬ……。
まさに、サバイバル漫画の金字塔!文庫版・全6巻。完全版・全3巻。
大地震に襲われ小学校ごと荒廃した未来の世界にワープしてしまった高松翔。
大人の教師が死んでしまったので、残された子供たちは学校の備品を食いつなぎながら生きていくが……。
6年生である翔を筆頭に協力して「国」を築いていくのだが、恐怖のあまり暴徒化する児童や運よく生きていた大人・関谷が給食のパンを独り占めするゲスな行動をとったり、語り尽くせぬ受難が翔に降りかかる。
そんな中、異形と化した未来人に襲撃され、ひとりまたひとりと死んでいく子供たち。
終盤のカオスな展開は楳図かずお先生ならではの手腕!
翔を失い恐慌状態に陥った母ちゃんとの時を超えてのやりとりは圧巻。(ポカンと紙一重なのだが、楳図かずお先生が描くと妙なテンションなのに説得力がある)
文明が崩壊した未来と現代の架け橋となる子供たちの生き様を見よ!
あなたもきっと、希望を託された3歳児のユウちゃんの姿に涙するハズ……。
余談ですが、ほぴっとんは文庫版の「漂流教室」を所蔵していまして、どこにしまい込んだかわからなくなったので図書館で完全版を借りてこの記事を書きました。
この完全版の装丁の麗しさときたら惚れ惚れするほど♪
しかし、ただただ重い……。
ほぴっとんの腕を折る気か?正座して読むしかなかったよ。
ご購入の際に非力な方はご注意を!!
漂流ネットカフェ
「漂流ネットカフェ」は、「惡の華」の押見修造先生による漫画。全7巻。
妊娠中の奥さんとケンカした土岐は、ふと立ち寄ったネットカフェで初恋の人・遠野と再会。
喜びもつかの間、突然の停電とともにネットカフェごと謎の湿地帯(異世界)に漂流してしまったが……。
教室がネットカフェに変わっただけで、そのまんま「漂流教室」大人版。
なんともウザい、こじらせた男の妄想のようなヒロインにイライラしてしまいましてね……。
「漂流教室」愛が強すぎるほぴっとんにとっては微妙なランクに位置する漫画だが、押見修造節が好きな方には面白いのではないかと思います。
サバイバル
「サバイバル」は「ゴルゴ13」のさいとう・たかを先生による、まさにタイトルどおりのサバイバルな漫画。リイド社文庫版・全10巻。
友人たちと洞窟を探検中に突然巨大地震に遭遇し生き残った少年・鈴木サトル。
なんとか洞窟から抜け出すも、サトルの目の前には変わり果てた光景が広がっていた。大噴火や大洪水など、様々な自然災害が悪夢のように襲ってくる中、サトルは周囲を海で隔たれた無人の島から家族の安否を求めて旅立つが……。
過酷すぎる環境で孤軍奮闘するサトル少年のサバイバルな日常。
「サバイバル術」のうんちくを読む漫画であるため、なんども読み返す必要がある……。
ほぴっとん、有事の際には小脇に抱えて脱出できるよう、「サバイバル」を常に防災グッズ置き場に収納済み。
しかし、いざ実践できるかどうかは、かなりハードルが高めの設定が多い……。
劇画チックな絵が古めかしいサバイバルのバイブル的漫画だ!
山賊ダイアリー
来たる文明崩壊後の世界に備えて、より実践的なサバイバル漫画も押さえておこう!
「山賊ダイアリー」は、漫画家でありながら猟銃所持許可・狩猟免許を持つ猟師、岡本健太郎先生によるリアル猟師奮闘記漫画。全7巻。
シカやウサギの糞は食べられる(新鮮なものに限る)という、1ページ目から衝撃の展開!
戦時中にシベリアに抑留されていたジイ様から猟のイロハを学んだ岡本先生は、狩猟免許を取得して岡山県の山奥に帰省。
エア・ライフル(空気銃)で野鳥などを、ワナ猟でシカやイノシシを仕留めます。
「山賊ダイアリー」の素晴らしい点は、狩りのシーンだけでなく解体の仕方や調理方法まで「狩って食す」という一連の流れを詳細に描いているところ!
カラスやハトなど、気になるそのお味についても伝えてくれるので、参考になりそう……。
さらに、「山賊ダイアリー」は狩猟免許の取得や銃所持許可などに必要な知識が学べます。
近年、地元の猟友会の方々もご高齢になってきましてねぇ……。
とうとう、ほぴっとんの家の隣の畑にもおっことぬし様が跋扈するようになりました。
動物を殺すなんて最悪!と言われようが、農民にとっては死活問題じゃい!
「山賊ダイアリー」を読んで、若者にも狩猟生活に興味を持っていただけたらと淡い期待を抱いてしまうほどクオリティーの高い漫画だ♪
岡本健太郎先生が「魚突き」に挑戦した「山賊ダイアリーSS」もある。
ちょっと絵が上手になっている点に注目だ!
ソウナンですか?
同じく岡本健太郎先生が原作を担当されている「ソウナンですか?」も要チェック!
飛行機が墜落して遭難してしまった女子高校生4人が無人島でガチのサバイバル生活を送る話。
元軍人の父に鍛えられ遭難経験豊富なプロフェッサー・鬼島ほまれを中心に、基本的な脱水症状の見極め方や水の確保の仕方など、かなり実践的なサバイバル知識をコミカルに得ることができる。
高校生がサバイバルするという展開なのに、ほまれがいることで一切悲壮感がないという……。
むしろほのぼのとしてます。男子が混じっていたら妙な無駄エロが挟まれてイラっとしただろうなと思うので、ほぴっとん的にはよかったです。
まあ、若干ジャケット詐欺漫画ですね。エロサバイバルを期待していた方は残念……。
さがら梨々先生に罪はありませんが、ほぴっとんは萌えっぽい絵が苦手なので岡本健太郎先生に絵も描いて欲しかった。
キャッキャしたアッパーな遭難モノってあまりないように思うので、明るいサバイバル漫画が読みたければ「ソウナンですか?」をどうぞ♪
文明崩壊後を描いた漫画
テーマであるサバイブからは外れるが、文明が崩壊した世界を描いた漫画を集めてみました。
風の谷のナウシカ
「風の谷のナウシカ」は、「火の7日間」戦争によって文明が滅び、有毒な瘴気を撒き散らす菌類の森「腐海」と巨大な蟲たちに人類が脅かされる話。
おすすめする必要もない傑作漫画!
人生を変えられてしまった傑作漫画7選! その⑤・風の谷のナウシカ
ファイアパンチ
衝撃作ですぞ!「ファイアパンチ」は……。
「氷の魔女」と呼ばれる祝福者によって雪と飢餓と狂気に覆われた世界。
アグニとルナ兄妹は身体が再生する祝福を持っていたばかりに、非情な運命に晒されてしまう。
アグニが復讐を糧に生き延びる残虐非道な漫画だ!
ファイアパンチ|全てを灼き尽くす衝戟!絶対に評価されるべき漫画
進撃の巨人
「進撃の巨人」は、諫山創先生による大人気ダークファンタジー漫画。
突如出現した「巨人」によって文明が崩壊。生き残った人類は「壁」を築きわずかな生活領域を死守していたが、超大型巨人が出現しさらなる脅威に晒されるという話。
現在は、壁を守る戦いから謎多き外の世界に戦いのフィールドを移している。
それにしても、「進撃の巨人」は世界設定が素晴らしい!
「巨人」の出自に関する伏線の立て方が巧みで、大いなる歴史を感じる点が人気の秘訣だと思う。
バトルも斬新だし絵と世界観がマッチしていて、本当にどこのどなた様にでもおすすめできる!
ほぴっとんはドン亀な巨人のフォルムが秘孔に刺さりましたが、おやつ感覚で巨人が人間をパクパク食べちゃうので、グロいのが苦手な方はご注意を……。
人肉食の巨人からの猛攻に耐える人類という意味では、今回ご紹介した漫画の中では一番サバイブなテーマだ!
エグゾスカル零
「エクゾスカル零」は、「シグルイ」の山口貴由先生による地獄を旅する少年と鎧の物語。全8巻。
冷凍睡眠から目覚めたら文明が完全に崩壊していた。
「牙を持たぬ人」を守るために戦ってきた一族の末裔・葉隠覚悟は、最強の矛と最強の盾を併せ持った鎧=エクゾスカルを身にまとい、己の信じる正義を求め荒野を流浪する……。
「エクゾスカル零」は、「覚悟のススメ」のパラレルワールド的作品で、ぶっ飛んだ設定のヒーロー戦記。
山口貴由先生はストイックな作風なので、ほぴっとんの予想よりも殺伐としたSF的世界観と絵柄がマッチしていました。
「シグルイ」同様、筋肉を読む漫画だと思っていたらエクゾスカルなどのメカニックなデザインが緻密で、惚れ惚れする!
ストーリーは終盤ちょっとポカンとさせられるシーンもあるのですが、「そんなの関係ねぇ」と思うぐらい今作はテンションでもっていっています。
正直、好みは分かれるかな?とは思いますが、ほぴっとんのようにガチバトルが好きな人は猛烈にハマる漫画だ!
COPPELION
「COPPELION−コッペリオン−」は、井上智徳先生によるSFサバイバル漫画。全26巻。
2036年、原発事故による放射能汚染で死都になってしまった東京。
そんな死の危険が蔓延する街をノー装備で自由に闊歩する女子高生3人。
彼女たちは遺伝子操作によって生まれつき放射能の抗体を持ったコッペリオン(=動く人形)なのだ。
わずかに生き延びる生存者を救出するために、東京に潜入した3人が見たものとは……??
恐るべき予知漫画になってしまった「COPPELION」。
大地震で原発がメルトダウンする設定ですからね。
こういう未来がすぐそこに迫っているのかもという警鐘的な意味でとらえてしまい、連載当初とは読むスタンスが受け取り側で変わってしまった漫画だ。(福島原発事故以前に連載開始)
本来「COPPELION」は、超能力バトルを楽しむ漫画なのですよ。
コッペリオンは遺伝子操作の副産物で個々に特殊能力をもっています。
コッペリオンにしかできない汚染区域での危険な活動や大人の事情でコッペリオン同士が戦う展開にハラハラさせられる。
しかし、SFバトルを楽しめば良いのに、どうしても環境漫画だと思ってしまいましてね……。
今回、改めて読み返しましたが個人的にはとても面白い漫画だと感じます。ですが、気分的に終盤は良さが半減しているかな?と……。
井上智徳先生も色々思うことがあったのでしょう。
ほぴっとんはとても好きな漫画です。
同じく、予知漫画「AKIRA」と一緒に読むと面白さ倍増!!
北斗の拳
「北斗の拳」は、原作・武論尊先生、作画・原哲夫先生によるバトル漫画。全27巻、究極版・全18巻。
「ひでぶ」「お前はもう死んでいる」の印象が強すぎて忘れるのですが、「北斗の拳」は核戦争によって文明が崩壊した199X年が舞台なのですよ。
最終戦争を経て暴力が人々を蹂躙する世界になっちゃったワケです。
そんな中、一子相伝の暗殺拳「北斗神拳」の伝承者・ケンシロウが強敵を倒していくハードボイルドな展開が魅力。
中でも、世紀末覇王を目指すラオウとの死闘は圧巻で、漫画史に残る名シーンとして知られている……。
屈強すぎる男しか出てこないので、生き抜くというテーマからはかけ離れていますが、面白いから入れておかねばと思いまして……。
愛蔵版やら完全版やら、様々な形態で出版されているので、購入の際には注意が必要。
まとめ
「漂流教室」と「ドラゴンヘッド」の衝撃が凄まじすぎて、後続にとっては分が悪いテーマですな……。
それにしても、生き抜くって大変。
こんなテロルな未来にならないように祈るばかりです。
もっと文明崩壊後の世界を描いた漫画ってありそうなのですが、また思いつき次第追記します。