「ALL OUT!!」は雨瀬シオリ先生による高校ラグビー漫画。
ラグビーにはエースストライカーも4番バッターもいない。ボールを持ってる奴が主役なんだ。
これまた、ツッコミどころが多い漫画でねぇ……。
ラグビーのルールが全く頭に入ってこないおかしな漫画なのですが、ある瞬間をへて読み続ける漫画に認定!
あらすじ
背が小さいことを気にしている祇園健次は神奈川高校の入学式の日に長身の岩清水澄明と出会う。
そこでラグビーの試合を見た祇園は、岩清水から「ボールを持ってる奴が主役」と言われ、入部することを決意するが……。
ALL OUT!!の魅力
ストーリー展開
みんなから頭一つ抜けて背が高い岩清水は、神奈川高校(ジンコー)に入学そうそうガラの悪い上級生にからまれる。
そこに通りかかったのが小学生級のチビ・祇園。
背が小さいことをからかわれた祇園は猛烈な蹴りを上級生に食らわせ、あわや乱闘騒ぎに……。
岩清水が祇園を抱えて逃走したことでこと無きを得る。
小さいというだけでナメられてきた祇園は、岩清水のようなウドの大木が嫌い。
そんな中、岩清水の中学時代の先輩・八王子からラグビーの練習を見にくるように誘われる。
そこで、初めてラグビーの試合(試合形式の練習)を見た祇園は「あんなにでかい奴からボールをブン取れたら気持ちいいだろうなぁ」と感じる。
しかし、同時に自分のような小さい奴は邪魔者扱いされそうだとも思う。
岩清水からラグビーは体が大きい人が多いが、大きい人・小さい人、太っている人・細い人も全員がぶつかり合うスポーツだと言われる。
ラグビーにはエースストライカーも4番バッターもいない。ボールを持ってる奴が主役なんだ。
楽しそうにラグビーをするチームを見て、祇園は入部を即断!
しかし、ラグビー経験者である岩清水は、「ラグビー部に入らない」と暗い影を落とすが……。
ALL OUT!!の感想
「ALL OUT!!」はツッコミどころが多い漫画だ……。
まず、祇園。
海苔眉すぎるだろ……。
八王子先輩とヘアスタイルがかぶりすぎて、眉毛で判断しなければならないのですが……。
この子とこれから長きに渡って付き合えるだろうか?
凸凹コンビの片割れ岩清水も、いつも目に涙ためているし、こんな軟弱ぶりが許されるのは「おおきく振りかぶって」の三橋 廉ぐらいですぞ!
やや、不安なほぴっとん……。
そして、キャップテンの赤山濯也(せきざん たくや)。
何そのヘアスタイル??
もはや魔王でしょ。何かを召喚しそうだ……。
きわめつけは、ユニフォーム!
ラグビーのユニフォームってそんなにぴったりするものなの??
裸にペインティング級のスケ感。
誰得か知らんが、エロすぎる……。
うっすら透けたヘソに気を取られてラグビーに集中できんよ。
あれ?ほぴっとんのためのガチムチなのかしら……?
けしからん!「ALL OUT!!」はけしからん漫画だ♪
腐女子の人は必ず読むように!!
キャラ変 来た〜♪
ほぴっとんは、「ALL OUT!!」をBL漫画と認識して読んでいたのですが、2巻のラストから3巻にかけてのエピソードで考えを改めました。
そう、元日本代表の籠 信吾(こもり しんご)が定年でヒマを持て余してジンコーにコーチとして来たからです。
ほぴっとんは、キャプテンの赤山について、素質があり周りからもすごさを認められているにも関わらず、チームメイトに恵まれず埋もれている男だと認識。
まさしく「スラムダンク」のゴリですな……。
しかし、籠から「こんなのがキャプテンでしんどいなァお前ら」と言われるワケです。
「頭を使え。ラグビーは体の強さを競うスポーツじゃない」
まともなコーチングを受けておらず、こんな風に教えられたことがなかった赤山は、もっと強くなれると嬉さをにじませる。
籠から徹底的な基礎トレーニングを受けて、突きつけられた現実。
顧問なしでもやれると思っていたのに……。
「籠さん。明日っ何時にグラウンドに集合ですか!!」
八王子と並んでホホを染める赤山に胸キュン♪
突然のキャラ変 来た〜♪
そういや、ゴリには最初から安西先生がついてたもん……。
ほぴっとん、どうにも海苔眉の祇園を愛せないので、赤山を応援することに決めた!
まとめ
「毎日全力を出し切る(ALL OUT)覚悟があるなら…お前らは花園にも行ける」
うぉぉ〜!
意外と熱血好きなんだよな、ほぴっとん。
雨瀬シオリ先生の絵は正直好みではないのですが、読み始めると止まらない。
透けたユニフォームがクセになる漫画だぞ♪