バクマン。|漫画家がバトルするジャンプらしいサクセスストーリー漫画

「バクマン。」は原作・大場つぐみ先生、作画・小畑健先生の「DEATH NOTE」タッグが再び組んだ「マンガ道」を描いた漫画。全20巻。

ジャンプ黄金世代であるほぴっとんにとってはたまらない作品だ!

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あらすじ

中学3年生の真城最高(サイコー)は幼少期より絵の才能に恵まれていたが、特に夢を持たずに要領よく日々を送っていた。

そんなある日、全国でもトップクラスの学力を持つクラスメイトの高木秋人(シュージン)から「俺と組んでマンガ家になってくれ」と、思いがけない誘いを受ける。

しかし、サイコーはかつて週刊少年ジャンプに連載経験がある叔父の川口たろうが過労によって亡くなるという漫画家の末路を知っているために拒否するが、片思い中のクラスメイト・亜豆美保と「とある約束」をしたことから、シュージンとタッグを結成して漫画家への道を志す事になる……。

バクマン。の魅力

週刊少年ジャンプの三大原則である友情・努力・勝利にほのかな恋愛をMIXしたストーリーを軸に、ジャンプの舞台裏が垣間見れる悶絶級にありがたい漫画!

ストーリー展開

文才のあるシュージンサイコーの画力に目をつけて「漫画家になって一発当てよう!」と声をかけたところから2人のマンガ道がスタートします。

サイコーは祖父から叔父が使用していた仕事場を譲り受け漫画を描き始める。そんな中、手塚賞に準入選した新妻エイジが同年代である事を知りライバル視する。

シュージンの原作をサイコーが作画する共同作業で処女作「ふたつの地球」を描き上げジャンプ編集部に持ち込む。掲載とはならなかったが敏腕編集者・服部哲と出会い、漫画家としての資質を認められる2人。

そして、「亜城木夢叶」のペンネームで活動する事になった2人は自分たちの方向性を模索しながら、ジャンプの連載、アニメ化を目指して奮闘する……。

メインのテーマとなるのは「読者アンケートハガキによる順位で1位を目指す!」バトルだ。

個性的なライバルたち

ジャンプ漫画の王道を貫く最大のライバル・新妻エイジは早くもジャンプの看板として不動の人気を誇る。

母ちゃんが切ったのか?と思うほど高い位置でザンバラに刈られた前髪と奇妙な擬音語が特徴的なエイジだが、描きたいものを描いてスマッシュヒットさせる天才型の漫画家。

そんな中、サイコーはさらなる高みを目指すためにエイジのアシスタントを引き受け、このことがきっかけで、同世代の漫画家たちの集まり「福田組」の一員となる。

対人関係に難があるエイジをはじめ変人たちの集まりではあるが、「福田組」のリーダー・福田真太などと関わるうちに真剣に創作活動と向き合っていく。

一方、「亜城木夢叶」のブレインであるシュージンは人気を取るにはどうすればいいかを考えてヒットを出す「計算タイプ」の作家。あえて王道を外した「邪道」的な作風で活路を見出しエイジや編集部からも評価を受けるが、担当の変更などもあり迷走する。やり手の編集者・服部哲からギャグ漫画好きの新人・港浦吾郎へとチェンジしただけでこうも変わるか?というリアルさに震える……。

強烈なキャラクターばかりのライバルたちとの勝負、そして友情に燃える……。

(ライバルでありながら団結するというジャンプらしさが前面に出ていて良い)

「漫画で一発当てる」というマンガドリームが子どもたちに夢を与えてくれる作品だ!

誌面での激しいバトル

漫画家が誌面で火花を散らすという斬新なアイデアがジャンプらしい作品。ジャンプの舞台裏をここまで大々的に描いた漫画は他にない……。

「バクマン。」は連載に至るまでの経緯に踏み込んでいる点が面白い。

アンケート至上主義・打ち切り・専属契約制度など都市伝説かと思っていましたよ。

ジャンプの人気作品や編集者が実名で登場しているところにリアリティーがあり、フィクションなの?どこまでが現実なの?ここまで描いちゃっていいのかい?というストーリー展開とは関係ないところでスリリングな展開がありヒヤヒヤ?させられる……。

しかも、編集者たちも出世争いをしていてハラハラしてしまう。

バクマン。の感想

ほぴっとんが一番好きなキャラクターは「ラッコ11号」平丸一也だ。

元サラリーマンである平丸はたまたま読んだ「WJ」を見て「これなら自分にも描ける」と思い、スクリーントーンも知らないズブの素人でありながら「ラッコ11号」を描いた猛者。

描きたくないと思いながら描いた漫画が面白い天才。

逃亡を図る度に、繰り広げられる担当の吉田氏とのやりとりが秀逸だ。

個人的にはサイコーと亜豆のLOVEはいらなかった……。

どうも、ほぴっとん小畑健先生が描くヒロインが好みではないようです。「DEATH NOTE」の弥海砂もタイプではなかったので……。

サイコーが亜豆のために漫画描いているとか純愛なのかもしれんが、動機が不純ではないか?売れない芸人の下半身のようでちょっと恐ろしい。

それゆえ、感動的なクライマックスシーンでは虫酸が走ってしまった。

まあ、若いから許されるのであってね、あんな行為は……。

LOVE面では平丸の不器用なプロポーズに感動した!

まとめ

当の漫画家も編集者も、どの漫画が売れるかわからない博打であるところが恐ろしい世界ですよね。

邪道の漫画を描く2人が主人公なのに、虚構と現実を織り交ぜジャンプの王道的展開を描いているところが「バクマン。」の面白いポイント。

「バクマン。」を読んだ子どもたちよ!是非とも漫画家になってほぴっとんに面白い漫画を描いてくれないか!