やっぱりGANTZはオモシロイ!大阪編など。超個人的な感想

GANTZ奥浩哉先生によるSFバトル漫画。全37巻。

GANTZ」は誰しもが知る漫画ですので詳細な設定やストーリー展開は割愛。ほぴっとんの超個人的な感想を語ります。

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あらすじ

地下鉄のホームで撥ねられ死んだはずの玄野、加藤は謎のマンションの一室に一瞬にして転送される。そこに置かれた得体の知れない黒い球の指令により、ねぎ星人の暗殺を命じられた玄野らは、状況を把握できないままねぎ星人の元へと転送される。マンションにいた仲間によってねぎ星人は殺されるが、新たなねぎ星人が現れ…。

奥浩哉 集英社 GANTZ 1巻より引用

GANTZの魅力

GANTZ」といえば大阪編でしょう。最大の山場ですな。大阪編はコミックスの20巻~25巻に収録されています。

大阪編 あらすじ

新たなミッションの舞台は大阪。主人公の玄野を欠くメンバーたちが転送された先は大阪・道頓堀の街並み。そこでメンバーたちが出会ったのは同じガンツスーツを身につけた見知らぬ集団。彼らは猛者ばかりが集う大阪ガンツチームで、東京チームを「東京もん」とバカにし好き勝手に戦いを始めている。

敵となるのはぬらりひょんをボスとする妖怪たち。想像を絶する戦いの幕が開く……。

大阪編 感想

じゃんじゃんあへあへ。道頓堀が妖怪たちのお祭り騒ぎの舞台となる……。

大の妖怪好きであるほぴっとんとしては、ぬらりひょん・天狗・犬神を3トップとした星人百鬼夜行の布陣に狂喜乱舞!

このぬらりひょんが反則級の強さだったため(殺ったと思ってもパワーアップして復活するのだ)絶望感がハンパなかった……。

ぬらりひょん一味を迎え撃つのが大阪ガンツチームなのだが、こいつらは揃いも揃ってヤバいヤツらばかりだったのだ。

超ド級変態・桑原和男、ヤク中・花紀京(イケメン)、S3人組、一応リーダー・室谷など。

そして、ミッションを7回クリアしてご褒美のアイテムで完全武装した猛者・岡八郎

なんとも緊張感のないメンバーたちが次々と星人によって殺戮される中、一般人の人命救助に奮闘する東京チームの加藤

大阪チームの女に「ギゼンシャ星人」と小馬鹿にされるも、加藤がだんだんかっこよく見えてしまうほど大阪編はカオスな展開だった。

両チームともほとんどのメンバーがチョンパだらけで戦闘不能。転送で再生待ち(復活)状態の緊迫感といったら、言葉にならないほど……。

GANTZ」は10巻ぐらいまでが面白くて途中、若干中だるみするのだが大阪編からクライマックスに向けて怒涛の展開が続く。何度読み返しても飽きない漫画だ。

イライラを超越する…

GANTZ」は非常に面白い漫画なのだが、ほぴっとんはイライラしながら読んでいる……。

というのも、「GANTZ」は男性向けの漫画なので登場する女性キャラクターにイライラさせられるのだ。

グラビアから抜け出てきたようなナイスバディな美女ばかり……。

「その無駄巨乳戦闘の邪魔」「ガンツスーツのケツ透けているんですけど」

そんなことよりも、タエ。タエに心底げんなりさせられる……。

玄野計の彼女であるヒロイン・多恵の存在が耐えがたいのだ。

体毛の処理も行き届いていないような地味女子がちゃっかり彼氏をこさえて、ウハウハしているところなど眼に余る所業。

「ケイちゃん。ケイちゃん。うるせー!」

タエがいなければ、「GANTZ」を3割増しで楽しめる。

しかし、終盤から続々登場する男性メンバーがかっこいいのだ。

もはや、イケメンパラダイス状態

並みの少女漫画の逆ハーレム以上のウハウハ度。

タエのことなどどうでもよくなり、涅槃の面持ちで読んでます……。

グロ度認定

GANTZ」はグロ度MAXな漫画だ!

グロ描写も多い上に、奥浩哉先生の画力が高すぎて芸術の域に達しているため、耐性がない方は眼に毒……。

転送の際には人体が輪切りになっていますしね。

敵となる星人が強いのでチョンパシーンも多い漫画です。内臓系が苦手な方は読めないでしょう。

(美しいので、逆に一周回って大丈夫なような気もするが……?)

GANTZ」の深層テーマは戦争なので酷たらしさがリアルを生んでいます。

人類の来るべき未来が描かれているかも……。

まとめ

壮大な大風呂敷を宇宙にまで広げた「GANTZ」ですが、クライマックスは独創的な締め方となりました。

最初に読み終えた時はポカンとなりましたが、読み返すとこれ以上の終わり方はないと実感。

ちょびちょび、コマ切れで読むとテンポが悪くなるのよ。

大阪編から一気に読むの。テンションがハイのままで……。

GANTZ」は読めば読むほど味わい深くなるスルメのような漫画。初読で捨て置くにはモッタイナイ漫画ですぞ!