「高台家の人々」が完結してロスに陥ってしまったあなた。(まあ、ほぴっとんなんですけど…)
ほぴっとんは「高台家の人々」にハマりまくってしまいまして、少女漫画でハッピーな気分になれる漫画を本棚の奥から発掘したので、まとめてみました。
思いっきり笑えて胸キュンな少女漫画のおすすめをどうぞ!!
高台家の人々
地味なOL・平野木絵の妄想は王子様をも落とす……。
高台光正が木絵の奇想天外な妄想にハマったように、「高台家の人々」に腹筋をやられる人も多いはず……!
高台家の人々|白馬の王子様はテレパス!?地味女子OLの妄想恋物語
俺物語!!
「高台家の人々」に匹敵する笑撃!
「俺物語!!」は原作・河原和音先生、作画・アルコ先生による笑って泣ける新感覚の漫画。全13巻。
剛田猛男は高校1年生にして身長2m・体重120kg(推定)の熱血漢。男子からは超モテモテだが、好きになった女の子はいつも幼馴染みのイケメン・砂川の方を好きになる。ある朝、通学電車の中でひとりの女の子を痴漢から救った猛男は彼女を見て一目惚れをするも、砂川狙いだと察し何とか2人の中を取りもとうと奮闘するが……?
少女漫画界に革命をもたらした衝撃的な主人公・剛田猛男(マッチョなゴリラ男)にまさか胸キュンさせられるとは……。
恋愛面だけではなく男同士の友情にも熱い漫画ですぞ!!
ヤスコとケンジ
同じくアルコ先生作の「ヤスコとケンジ」もおすすめだ!全5巻。文庫版・全3巻。
高校生の沖 康子は両親を亡くして以来、元暴走族総長で漫画家の兄・健児と2人で暮らしている。康子が何をするにも健児の邪魔が入り大ゲンカの毎日。
ある日、康子は健児に強制され無理やり塾に通わされるが、そこで出会った椿 純に一目惚れする。
しかし、健児と純の姉・エリカは過去に因縁があるようで……。
過干渉な兄・健児に振り回され迷惑している康子。
反抗すると洗濯機で回されたこともあり、携帯電話の氏名登録は「あいつ」で済ませている。
そんな兄だから、もちろん純との関係も邪魔しまくるのだ。
うるさいし、強引だし、凶暴な健児だが、「康子を守ることが俺の正義」と康子のピンチには必ず何を置いてでも駆けつける。
阿修羅のような兄だけに、側にいて欲しいような?いて欲しくないような?
しかし、康子に対する愛だけは本物!
笑えるだけではなく、康子と純・健児とエリカの恋模様にもドキドキさせられる漫画だ!
さんすくみ
「さんすくみ」は絹田村子先生による宗教コメディ漫画。全10巻。
恭太郎、孝仁、工はそれぞれ神社・仏閣・教会の息子で宗教は違っても仲良し3人組。
世間が思っているほどラクじゃない宗教法人ならではの跡継ぎの重圧やもてない苦悩、日々のお務めなど、毎度トラブルに襲われる3人。
そんな中、恭太郎が呪い殺されそうなピンチに孝仁と工が立ち上がるが……!
人手不足の恭太郎の神社のために線香臭い坊さんの孝仁がご朱印を代筆したり、軽い気持ちで餅つきを引き受けたら神社の小さい餅のサイズってこのデカさかぃ!とか、宗教のギャップが生む笑いがツボに入ってしまった。
日頃お世話になっているのに馴染みが薄い宗教法人の裏側が垣間見れて勉強になりつつ、かなり笑えるおすすめ作だ!
宗教法人トリオの摩訶不思議な日常にクスクス笑わされること必至の漫画。
聖☆おにいさん
完結していないし少女漫画でもないが「さんすくみ」が好きな人は、絶対「聖☆おにいさん」も好きだ!
逆も然りで、「聖☆おにいさん」で宗教コメディにハマった方は「さんすくみ」を読もう!
聖☆おにいさん|ハートに刺さる!目覚めた人ブッタの名言集・まとめ
チャンネルはそのまま!
「チャンネルはそのまま!」は佐々木倫子先生によるテレビ局を舞台にした漫画。全6巻。
雪丸花子は札幌のローカルテレビ局・北海道☆(ホシ)テレビ(HHTV)の新入社員。
しかし、彼女は知らない。自分が謎の採用枠「バカ枠」で入社したことを……。
「バカ枠」初の女性社員として採用され、報道部で働くことになった雪丸が持ち前のバカを発揮して本来の意図とは別の形で☆テレビに貢献していく過程が面白い!
大雨報道をサルの捕り物騒動に変えた雪丸のおバカな行動に視聴者が釘付けになるシーンとか……。
尋常ならざるバカも、雪丸の域までくると大化けしてエースストライカーになるのではないか?という期待に応えてくれる……。
さすがは、佐々木倫子先生だ!
また、プチプチと呼ばれるバカ係・山根とのやりとりが笑える。
「バカ枠」は歩く大量破壊兵器。人に多大な迷惑をかけているのだが、真面目な緩衝材プチプチによってなんとか事なきを得ている。それにもかかわらず、バカはプチプチを使えるヤツとしか思っていないのだ。切ない……。
おたんこナース
「おたんこナース」は「チャンネルはそのまま!」の佐々木倫子先生によるナースをテーマとした漫画。全7巻。文庫版・全5巻。
ドジすぎる新米看護師・似鳥ユキエが様々な患者さんと出会って成長していくストーリー。
佐々木倫子先生って本当にユキエのようにやる気はあるのだけど憎めないドジっ子を描くのがうまい!
時短をたくらみ物品をポッケに詰め込んで仕事にせいを出していたら、注射針が太ももに刺さるとか……。
最も痛い注射の方法を模索していただけに、相当痛かっただろう。我が身に降りかかるとはこのこと。
たまらんよ。こんなことされたら……。
ほぴっとん的には「おたんこナース」の最終話「ストーマ」(人口肛門)の話が好きだ!
怖いもの知らずで責任の重大さをわかっていなかったユキエが「2年目になっても自分の後始末ができないなら居場所はない」と「2年目の存在価値」を模索する話。
「ストーマ」に抵抗がある患者さん相手に、(まだまだ)新米かつ鈍臭いユキエだからこそできたケアがあって、本来は不手際で許されないと思うのですが、患者さんにストーマの処置を結果的にやらせるという……。
無茶だけどユキエらしくて笑えるし、とても感動した。
「おたんこナース」はコメディタッチなのですが、病院が舞台とあって死や病気を描いているので切ない話もあるし感動できる話もあります。
まあ、ほぴっとんが入院して担当が似鳥ユキエだったら絶対に嫌ですけどね……。
どいつもこいつも
「どいつもこいつもー花の自衛隊グラフティー」は雁 須磨子先生による自衛官の職業漫画。 ワイド版・全3巻。
憧れの先輩を追いかけてWAC(陸上自衛隊婦人自衛官)になった朱野。ある日、新任上司・立花との会話中に取り乱した朱野は立花にマジビンタをくらってしまう。その事件がきっかけで影の番長・綾瀬かおる3曹率いるWACたちから報復を受ける立花だが……。
恐るべき統率力と情報網をもつ綾瀬かおる3曹の陰謀によって立花がゲイ認定をくらうシーンが一番笑った。
綾瀬3曹のかわいらしい嫌がらせに長身の立花が怯えまくるところがツボ!
自衛官に向いていなさそうなのんびり屋・朱野もヘンな子だが、水虫治療のエキスパート江口や無類のマッチョ兄さん好きの戸波留など個性的なWACの日常が垣間見れて楽しめる。
コミックス版で5巻の発売を待っていたのですが音沙汰がなく、ワイド版(コミックス未収録作10話を含む)にて、めでたく完結!(よかったよ…)
寿町美女御殿
最後に少女漫画ではありませんが、一番「高台家の人々」の設定に近い笑いといえばコレ!
「高台家の人々」のレディ・アン同様、愛のためにたくましく海を超えてきたイギリス人のばあ様といえば「天才柳沢教授の生活」の山下和美先生作「寿町美女御殿」でしょう。全4巻。
大学1年生の菅平は「家賃1万円」という夢のようなアパートを探し当てたが、その古いお屋敷には女性ばかり4世代5人が暮らしていた。
そして、早乙女家の地下にはもうひとりの家族、エリザベス(102歳)が……。
王位継承権16位の座を捨てて愛に生きたエリザベス。
その愛の結晶である息子は、孫・ひ孫とエリザベスの血が薄まるにつれて女の趣味が悪くなり、器量も性格も難のある女性を妻としているところが気にくわない……。
そこで、エリザベスは女だらけの家族の中で一番素敵な恋をした人に「毎日1000万円ずつ使っても100年かかるという財産」を全額譲ると宣言。
早乙女家と下宿人たちによる相続の行方は……?
エリザベス人生最大の暇つぶしバトルが始まる……。
金があることが前提ではあるが、エリザベスのようにパワフルに人生をエンジョイできたら100歳まで生きても退屈しないですみそうだ。
なぜエリザベスが巨万の富を得たか?
はるばるイギリスから日本に嫁いできたエリザベスの過去が語られる4巻は感動的でガッツをもらえるはず……。
カッコイイ女性の生き方に感服したいなら「寿町美女御殿」をおすすめ!
まとめ
どれもハズレなしの面白さ!
漫画を読んで腹筋を鍛え、くびれを作ろう!
そういえば、「高台家の人々」の森本梢子先生作の「研修医なな子」という面白い漫画を忘れていました。
また医療系の漫画のまとめの時にでも追記します〜。