「七つの大罪」は鈴木央先生によるゆる〜くアーサー王伝説をモチーフとしたファンタジー漫画。
王道のヒーローバトル系の冒険譚ですな。
「七つの大罪」が面白いという噂は耳にしていましたが、婚期を逃したほぴっとんのような貴腐人が、好んで読む漫画ではないだろうと長年スルーし続けていまして(まぁ、ほぴっとん。ジャンプっ子だから…)、偶然目があったから1巻だけ家につれて帰ったら、コレその日のうちに全巻棚に揃えるパターンの漫画でしたぞ!
あらすじ
リオネス王国の第三王女・ エリザベスは人々を苦しめる聖騎士たちを止めるため、10年前に聖騎士長殺害容疑で追放された「七つの大罪」を追って「豚の帽子亭」にたどり着いた。
エリザベスは、この店の主人が探し求めていた「七つの大罪 」の1人、「憤怒の罪」のメリオダスだと知る。
そして、エリザベスはメリオダスと残飯処理のしゃべる豚・ホークをともない、伝説の騎士団「七つの大罪」の行方を探す旅に出るが……。
七つの大罪をオバさん目線で考察
「七つの大罪」は人気作なのでストーリー展開は割愛。
認めたくはないが、世間一般ではオバさんと呼ばれるお年頃のほぴっとんが、なぜ「七つの大罪」にハマったのか?
大人女子が「七つの大罪」を楽しめるか考察してみました!
超個人的な感想ですので興味のない方は、他の真面目なブログへどうぞ〜!
こんなじゃリン子が…
表紙と中身全然違うんですけどぉ〜。
めっちゃ絵がうまいじゃないか……。
いい意味で裏切られることなどほぼないので、敬遠していた自分をぶっ飛ばしたい。
主人公のメリオダスがほぴっとんのタイプではなかっただけで、ギルサンダーめっちゃかっこよかった。
しかし、あくまでも主人公はじゃリン子のメリオダス……。
さすがにちょっとキツイのよ。
彼の行動に一喜一憂するのは……。
ですが、うずまきナルトもメリオダス同様じゃリン子でしたから、何が違うよ?とさらに考察してみた。
ナルトが九尾の器であったようにメリオダスも密かに魔神族ですし、主人公の付加価値としては同類。
ナルトは生い立ちが不遇で、サスケとの繋がりを大事にしたかった気持ちが伝わってきて、ナルトの成長に感情移入ができた。
一方、メリオダスは見た目はじゃリン子ですが、実年齢は推定で3000歳以上。なのに精神年齢的には、残念ながらじゃリン子のまま……。
なので、エリザベスに対するセクハラが見ていて目に毒だった。
しかも、仲間内に対しても自身の謎をひた隠しにしている秘密主義者で、不信感が募る。
しかし、だからこそ時折メリオダスが感情を爆発させるシーンはグッとくる。
かつての恋人リズに対する愛しい思いの中で憤怒をコントロールする場面は、何度読み返しても揺さぶられる。
メリオダスは時間をかけて愛情を育てていくタイプの主人公でしょうね。
次第にかっこよく、また母親目線でかわいく思えるキャラに成長するところにハマってしまった!
まあ、低年齢層向けの漫画であることは否めないが……。
シビアに語る惜しい世界観!
次いで、「七つの大罪」の世界観について考察してみた……。
「七つの大罪」の世界は、人間と妖精族や巨人族などの異種族間に垣根のない時代のブリタニアが舞台。
そんな中で、エリザベスが探す「七つの大罪」は王国最強の騎士団ではあるが、そもそも凶悪な大罪人を集めて結成されており、現在は謀反人として王国を追放されているが……。
「七つの大罪」は結構あっさり見つかる!(プッ)
しかし、キャラクター設定は非常に良い!「七つの大罪」はキャラを楽しむ漫画だ!
「七つの大罪」の団長「憤怒の罪」のメリオダス、「嫉妬の罪」巨人族のディアンヌ、「強欲の罪」不死身のバン、「怠惰の罪」妖精王・キング(ハーレクイン)、「色欲の罪」人形の美少年・ ゴウセル、「暴食の罪」ブリタニア一の魔術師・ マーリン、「傲慢の罪」ひ弱だが最強・エスカノール。
「ロード・オブ・ザ・リング」のように異種族で組むパーティーってバランスも良いし、ファンタジー漫画の王道スタイルで好きだ!
「七つの大罪」vs「十戒」という対立の構図も良い!
世界観設定はまずまずなのだがバトルのインフレが進んだ結果、コレ「ブリタニア」で収まるスケールか?と違和感を感じる……。
「ブリタニア」って言ったらイギリスの古称でしょう。
魔神族である「十戒」がめっちゃ強いので世界観が狂ってしまった。
主人公のメリオダスの闘級が3000ちょいなのに対して、「十戒」の闘級は60000ですからね。相手にならんわ。
なのに「十戒」の方が徒党を組んでいるし、なぜ人間に「十戒」が追われたか謎だ?
強さを数値で測ると一見読者に優しいが、インフレが進んで収集がつかなくなるということは「ドラゴンボール」で実証済みのはず……。
闘級というアイデアは良いが、適正な数値でないとだんだん設定の修正が効かなくなってきて危険。
闘級の格差補正をするには、冨樫義博先生級の斬新なアイデアがないとキツイし、そんなことができるのは悲しいかな冨樫先生だけだ。
「七つの大罪」の最大の魅力が迫力のあるバトルだけに、闘級システムが惜しいッ!
最大の謎・ ゴウセル
ディアンヌはめんこいのぅ〜。ムチムチのボディにツインテールって、少年だけではなくオバさんにも好評。
やたらと露出過多なマーリンも美しくて良い。
タイプの異なる美女がそろった「七つの大罪」の中で、一番かわいいのが「色欲の罪」 ゴウセルって?
こいつの正体が「十戒」の魔神「無欲のゴウセル」とかどうでもいいわ!
鈴木央先生はどうかしている。
どうしても一言言いたくて……。
「七つの大罪」最大の謎だ。
※27巻にて、なぜゴウセルがこんなにかわいいのか判明!
至極真っ当な理由でした……。
ほぴっとんの最大の謎が解けたし、妖精王と巨人王がなぜ「十戒」の一味になっているのか?その疑問も27巻で明らかになる!
ますます、面白い展開になっていて目が離せない♪
まとめ
恐るべきことだが「七つの大罪」は大人女子をも魅了する!
と言いたいところだが、考察した結果「一部」のという前提を付加せざるを得ない……。
ほぴっとんはまだ「ジャンプ」を卒業していないのですよ。
「一体何歳まで読むつもり?」と自問自答中。
ほぴっとんのように幼少期から少年漫画を嗜んできて、現在進行形で「One Piece」を読んでいる方はすんなり「七つの大罪」を受け入れられるが、そうじゃないと厳しい……。
「七つの大罪」の対象年齢にオバさんは入っていない。
当たり前だが、週刊少年マガジンに連載している漫画だもの……。
しかし、血みどろの戦いに疲れて童心に戻りたい時に「七つの大罪」は純粋なワクワク感をくれる。
「ドラゴンボール」好きだったわ!とか、王道の冒険バトル漫画が読みたい方は絶対好きだ!