「リィンカーネーションの花弁」は、小西幹久先生による偉人異能バトル漫画。
リィンカーネーション(=輪廻転生)との言葉を目にするだけで、ハワハワしてしまう。
ムー民(学研ムー愛読者)かつ「MADARA信者」だから、ほぴっとん……。
前世の才能を「輪廻返り」させるという設定が面白い漫画だ!
あらすじ
無才の日々からの脱却を渇望する少年・扇寺東耶。ある日、クラスメイトの少女・灰都の秘密を知るが……。
人喰いシリアルキラーVS剣豪武蔵!天才異才鬼才が繰り広げる異能バトル!
リィンカーネーションの花弁の魅力
「前世の才能を覚醒させろ!」とか言われたら、興奮するでしょ〜が〜!
ストーリー展開
何か一つでいいから才能がほしい扇寺東耶(せんじとうや)。
とりあえず現状最後の砦として勉学に勤しむ日々を送っているが、「持たざる者」である自分に苦悩している。
そんな中、久方ぶりに登校してきた隣席に座るクラスメート・灰都=ルオ=ブフェット。
灰都は、剣道部の特待生として招かれるも、凡庸な部員の心を完膚なきまでに叩き折ってしまうほどの才覚で、ソッコー剣道部を廃部にしてしまった猛者。
世の中には天才=「持つ者」が存在する。
東耶はそんな灰都に自分の才能のなさを打ち明けるが、彼女から「私たちは似てると思うけど」と告げられる。
塾のハシゴのため灰都と別れた東耶は、そこでも模試の結果に落胆……。(全国100位以内だけどな…)
良い満月の日、遠回りして家路についた東耶は警官が惨殺される様子を目撃し立ち尽くす。
なんて悠長な……。遁走せよ……。否、東耶はビビったのではない。
殺人者の殺しの才能に嫉妬したのだ!(←馬鹿)
そこに、突如灰都が現れ「東耶ならきっと咲くよ 花弁」と意味深なセリフ……。
「輪廻の枝」で首を掻っ切り、宮本武蔵の剣才を引き出した灰都は、史上最悪の殺人鬼と人外の域で死闘を繰り広げるが……。
輪廻返りって何よ…?
「リィンカーネーションの花弁」は、「輪廻返り」の設定が面白い!
「輪廻返り」とは、前世を遡って才能を引き出すこと。
バトルの最中にヒラヒラ舞っている花弁は才能を前世から引っ張り出せた証。
「輪廻の枝」と呼ばれるナイフで首を切ることで、偉人たちの才能が現代に蘇るのだ!
現世でどれだけ無能でも、前世において才能があれば関係ねぇ♪
ただ、引き出す才能は選べないとのこと。
凶悪犯罪者や独裁者なども別け隔てなく引き出せる。
よって、「ムーン・マニアック」の異名で知られる連続殺人+食人鬼・アルバート=ハミルトン=フィッシュVS歴史が生んだ剣の才能・宮本武蔵のミラクルなバトルを体感できるのだ!
「輪廻の枝」が市井に流れたため、「輪廻返り」した「廻り者」が増加。
人に害を為す「廻り者」を討伐する組織「偉人の杜」は、宮本武蔵など教科書に載っているレベルの偉人たち(かなりグローバル)を率いて、悪の「廻り者」と激しい異能バトルを展開する。
なかなか、凝った設定で楽しめる漫画だ!
嫉妬に狂う東耶という男
「リィンカーネーションの花弁」は、主人公・東耶のキャラが良い♪
人を喰う惨劇を目の当たりにしても、殺人者の才能に嫉妬できる。
コヤツの「輪廻返り」は絶対に七つの大罪の嫉妬を司る悪魔・レヴィアタンだろって思っていたのですが、そんなに単純な話じゃなかった……。
ネタバレになるから口にチャックしますけど、乙女の鉄板アイテムガリ勉メガネが斜め上のジョブチェンジをしてくれて、ツカミはOK。
東耶はかなりこじらせた少年なので、楽しみだよ!
どうでもよい話なのですが、そもそも凶悪犯罪者ってリィンカーネーションできる??
フィッシュは外国人だから置いといて、武蔵とか地獄に落ちていてもおかしくないぞ……。
不殺生の五戒を殺っちゃってるもん。
殺生は地獄行きですぞ。そんなに短いスパンで転生できんよ。
こんなこと言ったら野暮か……?
まあ、前世は人間とも限りませんけどね。
昆虫だったら「テラフォーマーズ」みたいになると思って、1人で大爆笑してしまったもので……。
「リィンカーネーションの花弁」は、頭がスポンジなほぴっとんの秘孔を突いた漫画だ!
まとめ
ほぴっとんは 、同じく異能力バトルアクションが魅力の「文豪ストレイドックス」よりも、「リィンカーネーションの花弁」が好みだった♪
東耶の顔が好みだったのと、正義感から戦うのではなく己の無才に悶絶しているところがくすぐられる。
「リィンカーネーションの花弁」が気に入ったら、偉人のクローンバトル「放課後のカリスマ」も好きなはず……。
偉人同士が世紀を超えて合間見える展開は鉄板でしょう!
「放課後のカリスマ」は、こちらの記事よりどうぞ!
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