人生を変えられてしまった傑作漫画7選! その①・幽☆遊☆白書

運命の出会いというものは存在します。そしてそれは日常の中に潜んでいるものです。

ほぴっとんを漫画馬鹿にJobチェンジさせるほどの出会いだった珠玉の名作をご紹介します。

今回は幽☆遊☆白書について語りたいと思います。

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あらすじ

ある日、浦飯幽助は交通事故で死んでしまうが、霊界にとっては素行不良のヤンキーである幽助が子供をかばって亡くなるとは思っておらず不測の事態となってしまった。

そのため、霊体となった幽助は生き返るための試練を受けることになるが……。

その後、復活を果たした幽助は霊界探偵となり、助手のぼたんとともに人間界で悪さをする妖怪を退治していくというストーリー。

全19巻、完結済み。(完全版 全15巻、文庫版 全12巻)

キャラクター

浦飯幽助

喧嘩上等の格闘マニア。手グセが悪く頭も悪いが友情に熱い不良少年。死後霊力を身につけ妖怪を相手に戦う。

桑原和真

自称・幽助のライバルで、同じ皿屋敷中学に通う霊感少年。猫好き。

蔵馬(南野秀一)

元盗賊の妖狐だが、人間の胎児に憑依して生まれ現在は南野秀一として生きる。 植物使い。美人。

飛影

元盗賊で額に第三の目である邪眼を持つ冷血妖怪。双子の妹・雪菜への愛が強いシスコン。

四聖編以降戦友となる4人がそれぞれ個性的で、チームのパワーバランスが上手くとれているところが魅力的……。

面白いポイント

やはり幽☆遊☆白書は暗黒武術会が一番面白い。

暗黒武術会は裏社会の要人たち主催の祭りで、妖怪同士を戦わせて強さを競う下劣なイベント。

幽助たちは強制的にゲストとして出場させられることになります。

暗黒武術会は5人チームのトーナメント方式で勝ちあがるのですが、対戦形式を試合ごとにチーム間での話し合いで決定し、総力戦の時もあれば勝ち抜き戦の場合もあります。

裏御伽戦で用いられたサイコロで対戦相手を決めるアイデアにハラハラさせられました。

また、六遊怪チームの酎や魔性使いチームの陣など、ライバルたちのキャラ設定も素晴らしい。特に、裏御伽チームの美しい魔闘家鈴木は冨樫先生らしいキャラクターで笑いましたね。

そして最強の敵である戸愚呂vs幽助の戦いは熱かった!

戸愚呂兄弟は兄はゲスですが、弟は礼節をわきまえていて好感が持てた。

中盤あたりに登場する敵ですので、強さ的にも中盤ランクの妖怪ですが、戸愚呂・弟の戦いに対する美学にしびれました。

その後、魔界の扉編で初代霊界探偵である仙水との戦いから、舞台を魔界に移して行われる魔界統一トーナメントまで、緊張感のあるストーリ展開にどっぷりハマってしまいました。

幽遊白書との出会い

虚弱なほぴっとんは幼少期週一回病院に通っていました。

待ち時間が長いので暇つぶしにフッと手に取ったのが、週刊少年ジャンプだったのです。

パラパラとページをめくっていたら、一瞬固まってしまいました。

それはちょうど飛影が武威に向かって邪王炎殺黒龍波をぶっ放すシーンで、暗黒武術会のクライマックス前哨戦ともいえる場面でした。

それまで可愛らしい少女漫画しか読んだことがなかったので、あまりの衝撃にそのシーンが脳に焼き付いて離れなくなってしまいました。

嫌でたまらなかった通院が、その日からバラ色です。

クラスのみんながSMAPに熱狂する中、ほぴっとんは飛影LOVEでしたから、今もそうですが当時からかなり浮いた存在でしたね。

ジャンプにハマる

そのうち病院に行くまで待ちきれなくなって、自分でジャンプを買いに走るのですが、今ほどジェンダーフリーな世の中ではありませんでしたから(田舎ですし)女の子は「りぼん」を読むもので、ジャンプなんて読んでいると男子にからかわれてしまいます。

だから、学研のムーでジャンプを隠して買っていました。

今となっては良い思い出です。

当時「ドラゴンボール」「スラムダンク」などの超人気漫画も連載されており、リアルタイムでそれらの漫画を読めたことは幸運以外の何者でもありません。

ジャンプデビューが遅かったので、黄金世代の後期しか味わえなかったことは残念です。

あと絵が気持ち悪いから「ジョジョ」を読み飛ばしていたことも後悔。

タイムマシンがあったら、自分を殴りに行きたい……。

やはり子供の時に好きだったことは大人になっても好きなものです。

その証拠に今でもジャンプっ子ですからね。

まとめ

ほぴっとんの漫画好きのきっかけは冨樫先生が作ったといっても過言ではありません。

幽☆遊☆白書を読み返す時にいつも「あれ?これだけ?」と思いますから、19巻しかないのは意外です。

幽☆遊☆白書はそれだけ密度の濃い作品だといえます。

冨樫先生が現在連載?をしている「HUNTER×HUNTER」のチームワークの良さは幽☆遊☆白書の流れをくんでいますから、いつも合わせて読んでいます。