まもなく平昌冬季オリンピックが開催しますね。
ほぴっとんはオリンピック馬鹿でしてリュージュやエアリアルなど、ルールがいまいちよくわからん競技まで母と2人、目を皿にして観戦しております。
中でも楽しみなのが冬季オリンピックの花形種目・フィギュアスケート!
氷上のアーティストと呼ばれるスケーターたちの熱い戦いを漫画でも堪能すべし……。
オリンピックの予習も兼ねて、気分を盛り上げてくれるフィギュアスケート漫画を厳選しておすすめいたします。
キス&ネバークライ
「キス&ネバークライ」は、「きみはペット」の小川彌生先生によるフィギュアスケート・アイスダンス漫画。全11巻。
これぞスポ根+サスペンスの融合!
アメリカで母からスケートを習っている黒城みちるは、アイスダンスのペア選手だった両親に憧れている。
しかし、ペア競技の苦労を知る母ちゃんはみちるをシングルスケーターとして育てるのだ。
クラブのリンクでハーフの少年・礼音と知り合ったみちるは、どうしてもアイスダンスがやりたいと母に直談判。
尊敬する四方田コーチにアイスダンスの個人レッスンを受けることになったみちると礼音は楽しい時間を過ごすが、母からシングル選手のさらなるスキルアップのために日本に帰るように言われショックのあまり飛び出すみちる。
行方不明となったみちるはその後発見されるも「I was lost…」(道に迷っていた)としか言わず、記憶を失っていた。
ほぼ同じころ、四方田コーチの遺体が発見され、みちるは日本に帰ることになるが……。
日本に戻ったみちるはシングルスケーターとして世界ジュニア選手権で優勝するなど活躍するも、天真爛漫だった笑顔は消え、無口な能面状態。
常時、暗い影を落としていて、怪我を顧みず無謀な練習を繰り返す暴挙。
みちるは母のすすめで四方田コーチの弟・四方田 晶(よもた ひかる)とパートナーを組んで、シングルスケーターからアイスダンスに転向することになる。
そんな中、モダンダンサーとして合田武志(「きみはペット」のモモ)にスカウトされた礼音は事件から7年ぶりにみちると再会するが……。
このストーリー展開ですとみちると礼音vs晶の三角関係とフィギュアのスポ根がメインかと思うでしょうが、そうは問屋がおろしません。「キス&ネバークライ」は……。
ビジュアルだけは金メダル級のみちると晶がリンクの上でペア選手として成長していく展開なんて余興ですよ。余興。
「キス&ネバークライ」の真髄は、四方田コーチの死の真相や義父との関係など、みちるの失われた過去の記憶がジワジワと明らかになるサスペンス的展開で間違いがない!
心に深い傷をおったみちるを支え続ける礼音。全ての謎が解けたとき、きっとあなたも涙するハズだ……。
ヘビーなストーリーですが、クライマックスの読後感が素晴らしい漫画。まず、最初に押さえておこう♪
モーメント 永遠の一瞬
槇村さとる先生といえば「Do Da Dancin’!」など、バレエ漫画のイメージが強いですが、フィギュアを描かせても熱かった……。
「モーメント 永遠の一瞬」は、スケートのために札幌から東京に引っ越ししてきた北原雪のオリンピック街道が描かれた漫画。
10歳にしてトリプルアクセルを習得している雪はのびのあるスケーティングを青田買いされ、ソッコースケートクラブの先生たちから目をかけられる。
たった3名しか選ばれない夏の強化合宿のメンバーに選ばれたことでチームメイトから嫉妬されたり、スケート費用を捻出するために母ちゃんが夜遅くまで働きに出たり、ひとりぼっちの寂しさがある雪。
それでも夢のために努力を惜しまない。
そんな中、「メダリストメーカー」と呼ばれている大関先生が雪の選任コーチとなるが……。
雪は顔も身体も出来上がりすぎて、どう考えても小学5年生には見えません。(笑)
同じクラブに通うフィギュアスケーターの睦月(男)なんて、高校生にしか見えないのに雪と同い年で、クラスメートの大也はじゃリン子すぎる謎……。
まあ、それはさておき。
「モーメント」はカンが良く感情表現豊かで才能に満ちあふれた雪を周りがサポートする話で、どのようにして雪がソチオリンピックの氷上に立つのか見届ける漫画です。
女同士のちょい軽なドロドロした展開とバレエチックな感情表現を堪能できる♪
かなり古い漫画ですが、槇村さとる先生の「愛のアランフェス」全7巻も鉄板!
プラチナソナタ
「プラチナソナタ」は、森田富士先生による男子フィギュアスケート漫画。全1巻。
高校生の沢村 輝は幼馴染の紗江の父が運営しているスケートリンクでアルバイトするほどのスケートバカ。
そんな中、ホームリンクの改装工事のため「氷の王子」との異名を持つ期待の新星・ 和泉尚寿がリンクにやってくる。
シニアデビューを控える時期エース候補・和泉のプログラムを見ただけで覚えて滑ってみた輝は、和泉のコーチの目に止まり和泉と一緒にレッスンを受けることになるが……。
経済的な理由から選手を断念した輝だが、ドジなうっかり屋のくせにポテンシャルが高かった。
スケーティングスキルは十分なのだがクールすぎて能面な和泉は表現力不足。
そこで、コーチは天性のスケートセンスを持つ輝を和泉にぶつけて化学反応が起きることを期待したのだ。
正反対の天才、輝と和泉が歩むスケートロードとは……??
「もれなくジャケ買い」してしまった「プラチナソナタ」。
森田富士先生の絵が良い。滑っているシーンが本当に絵になる♪
いきなり輝が4回転ジャンプを飛んだりと若干ロマンが先行している点もあるが、ご愛嬌。漫画だもの……。
残念な点は、たった3話しかないことですね。
ほぴっとん、続きを激しく所望!
スケオタデイズ 戦慄のフィギュア底なし沼
「スケオタデイズ」は、グレゴリ青山先生によるスケオタエッセイ漫画。
フィギュアスケートの生観戦にハマってしまったグレゴリ青山先生のスケート愛が詰まった観戦記。
ほぴっとん。伊藤みどりさんの時代からフィギュアの追っかけをしていまして、浅田真央さんのおかげで採点をつけられるほどのオタに成長してしまいましたよ。
ですので「わかる。わかる。その気持ち〜」という感情移入が止まらない……。
ほぴっとん、まだ真のスケオタではありませんけどね。
世界一ハイレベルと言われたソチオリンピック代表選考会(全日本選手権)。
チケット争奪戦もハンパな争いではなかった……。(ほぴっとん破れる悲哀)
この観戦記はしびれました〜♪羨ましすぎる。
スケートを生で見ることの醍醐味が伝わってきて、読むだけで手汗握る漫画ですよ。
若干、絵に難ありでほぴっとんのウィアー様の美しさをキラキラの文字出しでごまかしたりと、残念な部分はあるが、「スケオタ」って怖いよね(馬鹿)と思われる所以がわかる。笑って熱狂できる漫画だ!
スケオタデイズ 戦慄のフィギュア底なし沼 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
諭吉に羽が生えちゃった……。でも海外にまで足を伸ばして追っかける。「スケオタデイズ 飛び出せ!海外遠征編」もあるよ♪
スケオタデイズ 飛び出せ!海外遠征編 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
まとめ
フィギュアスケーターって本当に絵になるのよ……。
バレエ漫画とはまた違った表現方法が楽しめますしね。
同じく、冬季オリンピックの花形種目・アイスホッケーも要チェックだ♪
「ゴールデンカムイ」の野田サトル先生によるアイスホッケー漫画「スピナマラダ!」もおすすめ!