鮮血を愛するほぴっとんがまさか汗も好きとはね……。
ダークファンタジーとサスペンスに肉薄するほど棚を占拠していたのがスポーツ漫画だったとは……。驚きとはこのこと。
今回はマイナー球技編と題しまして、野球・サッカー・バレー以外でボールを扱うスポーツ漫画をまとめてみました。
Contents
SLAM DUNK
バスケットボールをマイナーのくくりに入れるとは、けしからん……。
ごもっともな意見ですが、漫画界では野球に比べるとバスケットボール漫画はタイトル数が少なくメジャーなテーマとは言えないのですよ。
そう、「SLAM DUNK」が、あまりにも傑作すぎてね……。
「SLAM DUNK(スラムダンク)」は、みなさんご存知の井上雄彦先生による高校バスケットボール漫画で、ジャンプの黄金時代を牽引した作品。
あらすじ等は不要でしょう……。
スポーツ漫画の王道を築いた「スラムダンク」の必勝セオリーを考察してみました!
↓ 詳しくは以下よりどうぞ!!
スラムダンク|王道スポーツ漫画のセオリーとは?考察してみた!
リアル
同じく、井上雄彦先生による車いすバスケットボールを描いた「リアル」も間違いなく面白い!
「リアル」は、陸上の短距離選手として期待されるも骨肉腫により右脚を切断し、車イスバスケチーム「東京タイガース」のエースとなった戸川清春と、ナンパでひっかけただけの夏美をバイク事故で下半身不随にしてしまった元バスケ部の野宮朋美、交通事故によって重度の下半身不随となった野宮のチームメイト・西高のバスケ部キャプテン・高橋久信が現実と向き合う話。
タイトル通りリアルな漫画だ!
高橋久信を襲った交通事故というアクシデントは、誰にでも起こり得る可能性があるし、より胸に刺さった。
高橋は下半身不随となった自分を信じられないが、母ちゃんの方がもっと受け入れられていないところがリアル……。
怪我をしなければ決して交わることのなかった、同じリハビリ施設のオタク・花咲君やヒールプロレスラーのスコーピオン白鳥と出会ったことで、人間をランク付けし見下してきた高橋に変化が起きる。
「リアル」は、清春・野宮・高橋、それぞれが抱える現実に多くのことを学べる素晴らしい漫画だ!
黒子のバスケ
同じくバスケットボールの漫画が読みたいなら「黒子のバスケ」。
「黒子のバスケ」は、藤巻忠俊先生による高校バスケットボール漫画。全30巻。
バスケの強豪校・帝光中学校には「キセキの世代」と呼ばれる天才が5人そろった伝説の最強チームがあった。
彼らは高校進学を機に別々の道に進むが……。
一方、誠凛高校バスケ部に入部した火神大我は、超地味な少年・黒子テツヤと出会う。
実は彼は「キセキの世代」の「幻の6人目(シックスマン)」だった……。
「キセキの世代 キセキの世代 うるせ〜!」
つい、漫画を投げ捨ててしまったほぴっとんだが、影の薄さを生かして立ち回るという黒子のプレースタイルが妙に気になってしまいましてね。
だって、サッカーのようにフィールドが広かったら意外性があるけれど、バスケでできるのかい?っていう……。
↑ できてる!(プッ)
結局、最後まで読まされてしまった……。
リアルさはないが、良くも悪くもジャンプらしい漫画だ!
アイシールド21
アイシールド21 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)[Kindle版]
パワー・タクティクス・スピードが戦いを制する!
ほぴっとんは裏主人公のヒル魔を愛しているので、「アイシールド21」推し!
トリッキーな頭脳プレーが大好物な方には、たまらん漫画よ……。
↓ 詳しくは以下よりどうぞ!!
アイシールド21|スラムダンクの王道セオリーに基づいて徹底比較!
アメイジングハイスクール
「アイシールド21」と同じくアメフト漫画といえば、平良健次先生の「アメイジングハイスクール」かな?
アメフト漫画ではなくギャグ漫画ですけどね……。
ほぴっとんは、ジャケでアメフト漫画だと思っていたので肩透かし。
部員たちは防具は身につけているものの、部室にこもりっきりでアメフトをやる気はなさそうだ。
(※ 勘違いしている人もいるかも?と思ったので、一応スポーツのくくりに入れておきます)
「アメイジングハイスクール」は、アメフト部の部室で下品な議論をするだけの話なので、モロくだらない下ネタのオンパレード。
しかも品性を感じないし、救いようのない中二病をこじらせている。
ほぴっとんは乙女なので、目が痛い……。
「つい、男って馬鹿なの?」と思わされる内容なので、女性向けではないし、かなり好みが分かれる漫画であることは否めない。
しかし、この笑いがツボに入る方は悶絶級の漫画だと感じるだろう……。
「アメイジングハイスクール」を、スポ根漫画だと思って手に取らないように……!
スピナマラダ!
「スピナマラダ!」は、「ゴールデンカムイ」の野田サトル先生によるアイスホッケー漫画。
将来有望なフィギュアスケーターが母親の死をきっかけにアイスホッケー王国・苫小牧に引っ越しして、アイスホッケーでオリンピックを目指す話。
フィギュアスケーターならではの特性を生かして、予想外のホッケーを見せてくれる。
「ゴールデンカムイ」の人気に伴って、地味に再評価されているというツウな漫画だ!
スピナマラダ!|氷上の熱き青春!再評価すべきアイスホッケー漫画
ALL OUT!!
中川家の礼二さんのラグビーネタにハマってしまって、「ノックオン〜」っていう……。
ラグビー漫画初挑戦で手にしたのが「ALL OUT!!」。
ツッコミどころが多すぎる漫画なのですが、ほぴっとんはこういう漫画好きなんですわ……。愛ゆえにツッコんでいます。
↓ 詳しくは以下よりどうぞ!!
ALL OUT!!|ボールを持ってる奴が主役!今ラグビー漫画が熱い♪
灼熱カバディ
これまた熱い漫画ですぞ!なんたってカバディですから……。
わかるわ〜。裏少年サンデーで大人気なワケ!
ガバディを知らないなんて損してる。「灼熱カバディ」を読んで奥深さを知ろう。
↓ 詳しくは以下よりどうぞ!!
灼熱カバディ|ギャグ認定スポーツと侮るなかれ!激アツなあらすじと感想
カバディ7
「灼熱カバディ」と同じく、カバディをテーマにした漫画といえば小野寺浩二先生の「カバディ7」だ。
「吼えろペン」の島本和彦先生を師と仰ぐだけあって、猛烈な熱血度合い……。
「カバディ7」は、インドから日本の学校に転校して来たカバディ侍・北斗クシャトリア(日本人とインド人とのハーフ)が、カバディ部のマネージャー・円谷まどかの陰謀により、全国大会を目指す話。
驚くべきことに、一応カバディ協会から公認されている漫画なのだ。(ルールはあっているとのこと)
さらに、マイナースポーツ頂上決戦と題して、ラクロスやセパタクローなど、己の競技愛を賭けた濃ゆすぎるバトルが展開!
ほぴっとんは、相原コージ先生の「真・異種格闘大戦」が大好きなので、好みは分かれるだろうなと思いつつも「カバディ7」推し……。
カバディと熱血、そして魂揺さぶる名言がここまでフィットするとは……!
全3巻できっちりまとまっています。何も考えずに大爆笑したいときは迷わず「カバディ7」をどうぞ♪
「真・異種格闘大戦」も抱き合わせで読もう!!
送球ボーイズ
「送球ボーイズ」は、原作・フウワイ先生、作画・サカズキ九先生によるハンドボール漫画。
そういや、ハンドボールなるスポーツもありましたな……。
ブリとハンドボールの町として知られている富山県氷見市。
地元の高校生・佐倉凪は、絶対王者である蓬莱大附属高校を倒した火鼠高校に憧れハンドボール部に入部するも、パシリ扱い……。
そんな中、佐倉は東京から転入してきた謎の少年・志熊栄都(エイト)と出会うが……。
このエイト少年が、小柄な努力家かつハンド未経験者という「スポ根漫画あるある」そのものなヤツなのですが、ミラーリングなるコピー能力を発揮してインターハイを目指すのだ。
しかし、エイトは女装癖があったりメンタルが弱すぎたり、なかなかツッコミどころが多い。
よって、エイト派か佐倉派に分かれるだろうな……。(ほぴっとんは佐倉推し♪)
そもそもほぴっとん、ハンドボールを全く知らんからね。
さっぱり、ルールが把握できませんで、面白くなるかもしれんと惰性で読んでいたところ3巻あたりからフィットし始めましたよ。
ズブの素人が試合展開を楽しむには、3巻ぐらいの間が必要かも……。
ネズ高ハンドボール部の熱き青春!
ハンドボールを知らない人こそ読もう♪
Happy!
「Happy!」は、浦沢直樹先生によるテニス漫画。全23巻、 完全版・全15巻。
両親に先立たれ3人の弟妹たちを育てる苦労人かつ貧乏人の海野幸が、残念な兄の残した2億5千万もの借金を返済するために、プロのテニスプレイヤーの道を選ぶ話。
天然すぎる頑張り屋・海野幸が、世間から悪者にされつつも強敵を打破していく姿に胸を踊らされる漫画。
しかし、「Happy!」は竜ヶ崎蝶子のためにあり!
幸のライバルである蝶子は財閥のお嬢様でテニス界のアイドル。可愛子ぶりっ子で猫を被っている蝶子だが、裏では「キャキャキャ」と幸を陥れる手段が悪質過ぎて清々しいほど……。
浦沢先生って蝶子のような腹黒いけれど憎めないキャラクター作りがうまい!
スカッとするスポーツ漫画が読みたければ「Happy!」で決まり!!
テニスの王子様
「テニスの王子様」は、許斐剛先生によるテニス漫画。全42巻。
アメリカ帰りの天才少年・越前リョーマがテニスの名門「青春学園中等部」に入学し、全国大会優勝(団体戦)を目指す話。
「無我の境地」って何よ……??
もはやスポ根ギャグ漫画と化してしまっている「テニスの王子様」だが、テニス漫画とは思えぬ必殺技の応酬に度肝を抜かれる!
中学生のくせに出来上がり過ぎたキャラの突飛な行動(天衣無縫の極み など)に振り回されるハワハワ感が乙女の心臓を撃ち抜く……。
次はどんな無茶な特訓が待っているのかと妙な期待感に包まれる漫画だ。
現在(2017年)は続編である「新テニスの王子様」を連載中。
エースをねらえ
「エースをねらえ」は、山本鈴美香先生によるテニス漫画。全18巻、愛蔵版・全4巻。
お蝶夫人に憧れてテニスの名門・西高校に入学した岡ひろみが、宗方コーチに才能を見出され一流テニス選手へと成長していく話。
金髪に縦ロールという高貴ないでたちのため、ネタと化しているお蝶夫人。
高飛車で陰険な女性だというイメージがありますが、実は彼女すこぶる心の清いお方なのです。
厳しくも優しいお蝶夫人に力づけられ苦難を乗りえるひろみ。
そして、前時代的な宗方コーチによる鬼の猛特訓。
ちょっと笑ってしまうほどだが、これも愛ゆえ……。
スポ根にジェネレーションギャップなんてない!
時代を超えて愛されるにはワケがある。「エースをねらえ」は間違いなく名作テニス漫画だ!
ピンポン
「ピンポン」は、松本大洋先生による卓球漫画。全5巻。
片瀬高校卓球部に所属する幼馴染のペコとスマイルが、卓球を通じて成長していく話。
この世には松本大洋信者なる輩が存在しますから、大きな声では言えないのですが、ワタクシ松本大洋先生の絵が好きになれないのです……。
ストーリーは、これぞ青春漫画という感じで読み応えがあるのですが、映画版の方が好きなんです。
スイマセン……。
しかし、静止画から滲み出てくる心情描写が卓越していて、漫画でしか味わえない表現方法に浸ることのできる感動作。
きっとあなたも、挫折から覚醒したペコとスマイルの笑顔に泣かされるはずだ……。
まとめ
漫画馬鹿選定によるおすすめとあって、ニッチな漫画が転がり込むかと思いきや、直球の王道漫画ばかりだった……。
でも、鉄板に面白いでしょ。このラインナップは……。