ほとばしる鮮血が大好物! ほぴっとんです。
ほぴっとんは吸血鬼モノが大好きで、吸血の名を冠する漫画はつい買ってしまうのですよ。
青白い顔と真っ赤な生き血のコントラストが耽美な世界観……。
ちゅうちゅうすするのもよし。がっつり頭からかぶりつくのもよし。
魅惑的な吸血鬼をテーマとする漫画の中からおすすめをまとめてみました。
Contents
彼岸島
行方不明になった兄を探すために足を踏み入れた彼岸島。そこは吸血鬼が支配する孤島だった。
ほぴっとんは「彼岸島」を数十人に貸し出しましたが、そのたび大絶賛で戻ってくる神漫画!
何が面白いって松本先生のネーミングセンスですよ。
大糞赤子、牛乳女、まりこ様。マリナンから命名神の称号を剥奪してもよいレベル!
次々登場する敵のキャラクターがぶっ飛んでいるし、そいつらを一刀両断する主人公の明が人間離れしすぎている点が見所。
丸太の活躍を見逃すな!
彼岸島の超絶的な面白さは「ラッコの法則」にあると推測する理由
笑う吸血鬼
好きな女の子の血を吸ったら普通はぁはぁするところ、辺見少年ゲロ吐きますから。
ツボにはいってしまって、興奮して友に伝えたら理解してもらえなかった。
絵柄のタッチが怪しさをましてより耽美な世界を堪能できます。
「閲覧注意」好みの分かれる漫画です。
笑う吸血鬼|これぞグラン・ギニョール!丸尾末広愛あふれる感想
デビルズライン
これといってプッシュポイントがないにも関わらず、ここまで面白い作品ってなかなかない。
恋愛推しなのか……?バトル推しなのか……?
そこはかとなくBL臭を感じるのはほぴっとんだけ?男女の恋愛なのですけどね、ついうっかり吸血鬼を好きになっちゃいましたっていう……。
1巻の前半読んで「ふはははははは」ってなりましたからね。どハマりしました。
デビルズライン|欲望と献身が交錯するダークファンタジー漫画!
血と灰の女王
ここ最近、ほぴっとん一押しの吸血鬼漫画。
ヴァンパイア同士が「最強ヴァンパイア決定戦」で殺し合いのガチバトルをするという……。
現段階ではどう転ぶかは不明だが、激しすぎるバトルや腐敗系グロを楽しみたい方にはもってこいの漫画だ!
あと、少々愚痴になりますが、打ち切り炎上問題についてほぴっとんなりの見解を語っています。
血と灰の女王|あらすじと感想。打ち切り炎上問題について物申す!
屍牙姫
「血と灰の女王」が好きなら「屍牙姫」もハマるはず……。
「屍牙姫」は、鮮血と吸血鬼を愛するほぴっとんのK点を超える漫画だ!
エロ目的で怪しい洋館にいざなわれたら、生きてはでられぬ恐怖。
最強最悪のヴァンパイア・美輪子様による蹂躙系サスペンスホラーを堪能しよう♪
屍牙姫|鮮血の美輪子様降臨!グロ最強クラスのヴァンパイアホラー漫画
ハピネス
押見修造先生によるジャケ買い必至の漫画。鮮血のダークヒーロー奇譚!とかいわれると「買うしかない!」みたいな。
パシリの主人公が謎の女に吸血されて吸血鬼になるが、血を吸うことができず吸血本能と理性の間で葛藤する話。
押見修造先生らしい先がまったくよめない展開にノックアウト。
ハピネス|ありきたりな日常が一変、鮮血のダークヒーロー奇譚!
銀狼ブラッドボーン
連続殺人「骨抜き事件」の犯人を追う吸血鬼ハンター「ハンス・ヴァーピット」(70歳)。
暗躍するのは人間でも吸血鬼でもない、第三の存在・骨を貪り、咀嚼する者「グリム」。
ハンス は愛する街を守るため、最後の大仕事を始めるが……。
絵良し!ストーリー良し!
じゃリン子には醸し出せない「銀狼・ハンス」のカッコイイ生き様に刮目せよ♪
銀狼ブラッドボーン|老兵再び立つ!吸血鬼ダークファンタジー漫画
夜刀の神つかい
原作・奥瀬サキ先生×作画・志水アキ先生がコラボして面白くないハズがない!
しかも、ほぴっとんの好きな吸血鬼モノで……。衝撃のヴァンパイア・アクション!全12巻。
200年の眠りから目覚めた夜刀の神と呼ばれる吸血鬼・砌(みぎり)。
復活を喜ぶ従者・峅杷(くらは)の腕の中には「復活の儀」のために用意された少女・菊璃(きくり)がいた。
菊璃を取り戻そうと追ってきた日向夕介は、 砌に戦いを挑むが……。
キャラクターと絵柄ですかね。シリアスな吸血鬼モノでは最高点を差し上げたいですね。
自称・夜刀の神つかいと称す女性刑事・前園日出子が最高にクールでかっこいい!
菊璃もそうですけど、「夜刀の神つかい」は女性キャラクターのバトルシーンが凄まじいです。
ラスト?はてなマークが頭に浮かぶ方もいるかもしれませんが、あれでいいの。あれが心理なの。
いろいろな解釈が楽しめて、何度も美味しい思いが味わえる。名作ですよ。「夜刀の神つかい」は……。
HELLSING
平野耕太先生によるゴリゴリの吸血鬼退治漫画。全10巻。
この世界観絶対好きなのにな。あまりフィットしない……。なんでだろうな?絵柄かな?
しかし、友が吸血鬼漫画なら「HELLSING」が一番面白いとしつこくいうのですよ。
そしたら途中から何のスイッチ入ったの?っていうぐらい面白くなりましたね。
宗教戦争の歴史を大胆に取り入れた設定に怪奇ファンは唸るしかない……。
ほぴっとんの好きなオカルト要素てんこ盛りですし、セリフ回しがキレてます。バトルのスピード感とテンポの良さ。
絵柄は好みではないのですが、これが目に馴染んでくると相当やばいですね。圧倒されること間違いなし!
7巻あたりからの魔都での死闘は筆舌に尽くし難い面白さだ!
ブラッドラッド
小玉有起先生によるギャグバトル漫画。全17巻。
東魔界のナワバリボス、吸血鬼のスタズのもとに人間の女子高生・柳冬実が迷い込んできてしまった。
幽霊となった冬実を生き返らせるためにスタズが魔界中を巻き込んで奮闘する話。
ほぴっとん、こういう漫画がすごく好きなのです。色々なモンスターが普通に生活しているような漫画。
「殿堂魔界」かっこいいわ! 主人公が吸血鬼の殿堂魔族で、ライバルが狼男って鉄板さ加減が良い。
男の人は好きだよねって感じの女がヒロインなのですが、クセがなくて好ましいし、絵のセンスもとても良い。カバーの裏を絶対に見てください。
ヴァン・ヘルシング
耽美なカバー絵に騙されて買った、くっだらね〜ギャグ漫画。しかし、これが面白かった。
人外を狩る者、ヴァン・ヘルシング。
伝説のヴァンパイアハンターと呼ばれているヴァン・ヘルシングがなんともセコイ手で吸血鬼を退治する話なのだが、クドイ天丼ギャグにハマってしまった。
無意味に絵がうますぎる点がより笑いを誘う。作画が行徒先生でなければ続きは買わなかったと思います。
ゴシック調の世界観に突き刺さる間の抜けたギャグに心底腹を折ってしまった。
流血シーンはありません。もっと下品でもよかったかも……。
トリニティ・ブラッド
人類の文明崩壊後の世界を舞台に教皇庁とヴァンパイア率いる真人類帝国との壮絶な戦いを描いた漫画。
原作者・吉田直先生の急逝のため未完のまま終わった作品。
「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”」ってなりましたね。残念すぎる……。
漫画版は九条キヨ先生の頑張りによって続いております。
中世のヨーロッパまで後退した世界観がたまらなく好みな上に、ほぴっとん九条キヨ先生の絵が好きなのですよ。惚れ惚れするわ!
少女漫画のカテゴリーに入る作品ですが、アクションシーンがスタイリッシュなので男性が読んでも楽しめると思います。
トリニティ・ブラッド(1) (あすかコミックス)[Kindle版]
ヴァンパイア騎士
樋野まつり先生による人間と吸血鬼が共生する学園を舞台としたラブバトル漫画。全19巻。
ホルモンバランスが乱れている時は、流血よりLoveだ。脇を固める吸血鬼がイケメンすぎる……。
恋愛モノなのでしょうかね?Love度は低いように思いますが、妄想のハーレムに浸りたい時もあるのよ……。
後半のストーリーをこじらせてしまった感はあるが、男たちからの無償の好意にホワホワする漫画なので、文句つける方がおかしな奴だ!
2017年7月・現在、続編の「ヴァンパイア騎士 memories」を連載中!
黒薔薇アリス
こちらは吸血鬼ではなく「吸血樹」。
人間の汚い部分を凝縮して発酵させたような嫌な女を描かせたら右に出るものはいない、水城せとな先生が吸血樹の繁殖をテーマにしたらこうなる。
眠り続ける美人の体の中にフツーの教師の魂が入って、美男だらけの吸血鬼の中からタネを選ぶというハーレム感満載のストーリー。
嫌悪感しか持てない女を主人公にしているのに、面白い!︎
吸血シーンがでてこないのが残念ですが、吸血行為が独創的で非常に楽しませてくれます。
この漫画は男性に読んでほしいな〜。ほぴっとん感想が聞きたいな〜。
既刊6巻で第1部が完結。続編の再開が待ち遠しい……。
お前が世界を壊したいなら
こちらは吸血鬼漫画の正統派といったところでしょうか。(上・下巻)
永遠の命を生きる苦しみを描いている漫画。
さらに輪廻、連続殺人事件、陰惨な過去などを絡めた愛憎劇。哲学的なテーマだが、藤原薫先生が描くと妙に透明感が際立つシャープな漫画だ。
ほぴっとんが買ったのは復刻版なので、表紙と中身の絵柄が若干異なりますが、違和感を感じない程度ですのでそこはご愛嬌です。
何度も繰り返して読むことで、物語の本当の美しさを感じることができます。
僕の棺で晩餐を
こちらも正統派ですね。草川為先生による連作の読切集です。
吸血鬼・アシュリーとロヴィサの儚いひとときを描いた「僕の棺で晩餐を」。
街の人間からハブられているロヴィサが出会った牙折れの吸血鬼アシュリーは死を待つ身で最後の晩餐となる人の血を欲していたが……。
とある騒動のためアシュリーがとった行動に思わず涙がポロリしてしまった。
黒の魔女といった感じのアウレリアが魔に惹かれる瞬間が切ない「星は暁のかげ」が一番のお気に入り!
初恋の甘酸っぱさのような切ない漫画が読みたいときは迷わず「僕の棺で晩餐を」ですね。
ポーの一族
これはもう少女漫画史上不朽の名作。これぞ吸血鬼漫画という感じですね。
時を超えて生きる存在の悲哀を見事な構成で描いています。
萩尾望都先生はいわゆる24年組の代表格なので、絵はモロ昔の少女漫画です。
しかし、何十年経っても絵がうまいことに変わりはなく、読まず嫌いは損をするだけですよ。
子どものまま永い時を生きる不死の一族の美しく幻想的なストーリー。
ポーの一族 復刻版 限定BOX: フラワーコミックススペシャルもあります。
さらに2017年7月に40年ぶりの新作続編「ポーの一族 ~春の夢~」が発売!
ほぴっとん、この記事書いていて知った。ソッコーgetせねば……。
ときめきトゥナイト
ほぴっとんが初めて買った漫画。思い入れが強い作品です。
あの頃はお兄ちゃんだった真壁くんが今や、可愛くて仕方がないですからね……。歳をとりましたわ……。
15年ぶりとなる新刊「真壁俊の事情」がでた時は興奮しましたね。
「江藤望里の駆け落ち」もソッコー読みました。往年のファンにはたまらない胸キュン漫画。
人生を変えられてしまった傑作漫画7選! その③・ときめきトゥナイト
Vassalord.
ヴァンパイアハンター・チャーリーとそのドンくさい主人、吸血鬼の真祖・レイフロが陰謀に巻き込まれていくアクションファンタジー。全7巻。
正直、好みの分かれる作風。
黒乃奈々絵先生の趣味本ですので、マッチしない場合は読まなければ良いだけの話。
ほぴっとんはクラシカルなイメージの吸血鬼モノを読み浸りたい時は「Vassalord.」をチョイス。
エロい吸血シーンが目的の方にはぴったりの作品。腐女子臭が強いですけど……。
悪魔城ドラキュラ
アクションRPG「悪魔城ドラキュラ」のコミカライズ漫画なのですが、これ地味に面白い作品なのです。
ほぴっとんはゲームのファンではないので「悪魔城ドラキュラ」のストーリーを全く知らないのですが、中世ヨーロッパ・ルーマニアの国境付近の小さな村が舞台とあって、非常に正統派といいますか、これぞ吸血鬼モノというストーリー。
「悪魔精錬術」って聞いただけで興奮するでしょ!
ロザリーが異端審問で火刑にされちゃうところで終わっているのですけど、続きはでないのかな?
ずっと待っているんだけど……。
BLOOD―The last vampire 2000
「BLOOD THE LAST VAMPIRE」は少女と吸血鬼が戦うホラーアクションで数々のメディアミックス作品が存在し、チョン・ジヒョン主演で実写映画にもなっている。
漫画版はなんと玉置勉強先生が担当。
吸血鬼「翼手」を狩り続ける少女・小夜が日本刀を武器にセーラー服で繰り広げる壮絶な戦いを描いた漫画。
暴走族の傷害事件と 翼手による吸血行為が絡み合ったハードな展開に引き込まれる。
また、桂明日香先生による「BLOOD+」。スエカネクミコ先生による「BLOOD+ A」。如月弘鷹先生による「BLOOD+ 夜行城市」も面白い!
玉置勉強先生のやつ取り扱ってなかった……。汗。買ってて良かったよ。
ジョジョの奇妙な冒険
ジョジョは吸血鬼漫画に入れていいのかな?
ディオは一応吸血鬼だけれども……。
スタンドバトルがメインだから、吸血鬼漫画とは違うような気もするが念のため入れておきます。
好みではなかった吸血鬼漫画
その他、読んだもののあまりフィットしなかった作品も一応ご紹介。
終わりのセラフ
ウイルスによって大人たちが死に絶えた世界で、吸血鬼に家畜化された子どもたちが地下都市から脱出する話。
好みのストーリーではあるが、続きがそう気にならなかった。
時間と金銭に余裕ができたら読むかもしれん……。
ロザリオとバンパイア
妖怪による妖怪のための学校に通うこととなった普通の人間が騒動に巻き込まれる話。
歳が歳だけに、ジャンプ系のラブコメディはきつかった……。
バンパイアって冠されると買わずにはいられなかったが、正直買う前から薄々フィットしないだろうと思っていた。
バンパイアハンターD
菊地秀行先生の原作が神作品だけに、漫画化してクオリティーが下がってしまった印象。
楽しみにしすぎてハードルをあげてしまったため、残念すぎて最後まで読むこともできなかった……。
しかし、「吸血鬼ハンターD」は本当にハンパないぐらい面白いのよ。目が血走っても読むのをやめられないぐらいね。
ヴァムピール
「ヴァムピール」は面白い。ほぴっとんは樹なつみ先生のファンで「マルチェロ物語」からずっと追いかけている。
「八雲立つ」「獣王星」など会心の一撃を喰らわされてきたところ、ほぴっとんの最も好きなテーマ「吸血鬼」を描くとあって狂喜乱舞。
「ヴァムピール」はどう考えても面白いのだが、「八雲立つ」と比べると……。
BLOOD ALONE
決して悪くはない。しかし、淡々としているからか起伏があまり感じられず読み返す率が低い。
絵も決して悪くはない。なのに本棚の奥から滅多に顔を出さない漫画だ。
チノミ
ストーリーとアイデアは良かった。でもどうしても絵とテンポがあわなかった。
しかし、「チノミ」は好きな人は好きだと思う。ただ、好みが分かれる漫画だ。
ドン・ドラキュラ
GOD手塚治虫先生の漫画といっても、全てがフィットするわけではない。
ほぴっとんの心酔しているドラキュラ伯爵のイメージと正反対のコミカルタッチで描かれた漫画であるため、面白いが他の手塚先生の作品と比べると好みにあわなかった……。
吸血姫美夕
吸血鬼漫画といえば、真っ先に「吸血姫美夕」が出てくると思うが、何度チャレンジしてもあわないものはあわない……。
怪物王女
絶対に好きだと思ってジャケ買いしたが、違っていた。
ゴシック感もバトルも予想に反していた。途中から面白くなるかもと思ってかなり間隔をあけて続きを読んだがあわないものはあわない……。
螺旋のVAMP
19世紀のロンドンが舞台ならもっとうまく使わねばもったいないですぞ!絵も良いし、鉄板のストーリーだが物足りなさしか感じん漫画だ。
まとめ
夜な夜な人間の首筋に噛みつき生き血をすする、映画のイメージが強い吸血鬼。古くから世界中の神話や民話に登場する有名なモンスターだけあって、様々なパターンで創作されています。
吸血鬼は不死者といわれていますが、結構弱点が多い。そこが魅力的なポイントでもあります。
容姿端麗である場合が多いし、モチーフとして動かしやすいキャラクターですね。
吸血鬼漫画をまとめてみたのに、思ったより鮮血をまき散らかしていない。「アッ、飲むからか!」
興味本位での吸血行為はおやめください!
辺見少年のようにゲロを吐くハメになりますよ……。